カラムーチョから火鍋まで 「激辛ブーム」はいつから日本で始まったのか

今では東京でメジャーになった「激辛」料理・商品。その歴史について、20世紀研究家の星野正子さんが解説します。


口に入れたら「ひえええ~」な反応

 これを機に、辛いものを食べたいという若者の欲求が高まります。

 カラメンテより一足先に発売された湖池屋(板橋区成増)のスナック菓子「カラムーチョ」は、ブームとともに売り上げが急増。

 今では「ピリ辛でおいしい」と食べられているカラムーチョですが、発売当初はみんな、「ひえええ~」と過剰な辛さにもん絶しながら食べていました。

現在も人気のスナック菓子「カラムーチョチップス ホットチリ味」(画像:湖池屋)

 ちなみに同様のリアクションが同年に発売されたノーベル製菓(大阪市)のキャンデー「スーパーレモン」でも行われていた記憶があります。

唐辛子の価格が高騰

 激辛ブームを受け、たちまち足りなくなったのが唐辛子です。現在、唐辛子の生産地というとメキシコなどを想像しますが、当時の主な産地は中国でした。

 1986(昭和61)年には、日本の商社が中国の唐辛子を大量に買い付けます。ところが、唐辛子は農産物。中国では天候不順のために唐辛子の収穫量が減り、たちまち価格が高騰したのです。

唐辛子のイメージ(画像:写真AC)

 というわけで、商社はインドを始めとする新たな販路を探しながら、四苦八苦でブームを支えていたのです。

 こうして激辛がブームとなったわけですが、決して長く続いたわけではありません。

 これまでにも、日本にはない辛さを持つエスニック料理などは話題になっていましたが、あくまで「珍しい食べ物」という扱いでした。むしろ激辛という言葉は、手厳しい批評や、発言を指す言葉として使われていたのです。

過剰な味付けが「意外においしい」


【画像】食べれば汗が止まらない! 最新の激辛アイテム10選

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