板橋と世田谷が生んだコンビ「とんねるず」 人気のウラにあった、ふたりの「地元愛」とは

板橋区成増と世田谷区祖師谷大蔵が生み出したお笑いコンビ「とんねるず」。そんな彼らの魅力について、社会学者で著述家の太田省一さんが解説します。


運動部出身者ゆえに軽いフットワーク

 とんねるずは、歌手としても大きな成功を収めました。初めての大ヒット曲になった「雨の西麻布」(1985年発売)も、ムード歌謡のパロディー。その後もフォーク風、アイドルソング風など、数々の「〇〇風」ソングを歌いました。

 彼らのファーストアルバム「成増 とんねるず 一番」(1985年発売)にも、やはりパロディーソングが多く収められています。

1985年発売の「成増 とんねるず 一番」(画像:JVCケンウッド・ビクターエンタテインメント)

 ただ一方で、アルバムタイトル通り、ふたりの「地元愛」を感じさせる曲も入っているところがユニークです。

「バハマ・サンセット(New Version)」はそんな地元ソングです。

 石橋の「よそ者の奴には聞いてほしくないな、成増のやつだけ聞いてくれ」、木梨の「祖師谷大蔵の住民、応援よろしく!」というセリフから始まるこの一曲。

 地元の人間しか知らないようなパチンコ屋やお米屋さんの名前が出てくるかと思えば、石橋と木梨の初恋女性の名前が実名で連呼されるといったもの。それをムードたっぷりに歌い上げるふたりに思わず笑ってしまいます。

「わかる人にしかわからない」とはまさにこのことですが、こういう曲を堂々と歌うところがまた、とてもとんねるずらしくありました。

 テレビという夢の舞台と、地元という身近な現実。この両極端な世界を、運動部出身らしく自由自在に行き来するフットワークの軽さに、とんねるずの魅力はあるように思います。


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