新型コロナ収束で、日本の教育現場はいったいどのように変化するのか

コロナ後の世界について、昨今さまざまな場所でさまざまな議論が交わされています。そんななかでも、教育現場は具体的にどのように変わっていくのでしょうか。教育ジャーナリストの中山まち子さんが解説します。


体育や調理実習の内容も見直される

 さらに教室以外の授業を行うことが多い学校は、体育や家庭科で大幅な見直しがされます。

 文部科学省が3月26日(木)から断続的に公表している「教育活動再開等に関するQ&A」には、体育館を使用する場合は換気を実施し、児童生徒が集合・整列するのを避けることが明記されています。

 また、人と人が接しやすい球技の実施は感染状況を踏まえて、年間計画内で順番を変更するよう、現場に工夫を求めています。

 文科省の意向を受け、ふたり一組で行う運動や子ども同士が接触することの多いドッジボール、バスケットボールといったグループ競技の回数も例年より減る、または見送られます。

運動会のイメージ(画像:写真AC)

 体育は内容を変えることで実施できますが、小学校高学年以上で行われる調理実習はマスクを着用しても、授業目的である実食は普段通りとはいきません。

 前述の文部科学省の文書では、家庭科は順序変更のほかに、衛生面の一層の強化を指示していますが、グループごとに対面で料理を食べることを念頭にした机の配置や教室構造を考えると、人数制限を設けて少人数で、合計2~3回に分けて調理実習を行うしかありません。

 しかし休校によりカリキュラムの消化が懸念されているなか、家庭科に時間を割くことは現実的に難しくなっているのが実情です。

オンライン化が加速する

 学校現場は新型コロナウイルスによって激変しますが、学習塾のような教育産業も急激な変化への対応が避けられません。大手だけでなく家庭教師や個人塾においても、生徒や保護者のニーズに合わせる必要が出てきています。

オンライン授業を受ける子どものイメージ(画像:写真AC)

 学校同様に先生たちはマスクをつけ、生徒たちもマスク姿で授業を受けることになります。

 しかし公共交通機関での移動や教室での感染に不安を感じ、可能な限り在宅で授業を受けることを望む家庭も出てくるでしょう。

 そういった要望に応えるべく、塾側はライブ配信などで対応し、不安を払拭(ふっしょく)させるしかありません。

生徒獲得イベントもオンライン化へ


【897人が回答】新型コロナ禍で「オンライン授業」は実施されてる? 子どもたちを対象に行ったアンケート調査を見る

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