インスタ世代には分からない……日本初SNS「mixi」で人々が経験した胸キュンと黒歴史

日本のSNS創生期を支えたサービスといえば、やはりmixi。30代以上の人たちは懐かしく思い出すのではないでしょうか。今はやりのInstagramには無くて、mixiにはあったものを、ライターの宮野茉莉子さんが当時の思い出とともに振り返ります。


あるある2 赤裸々なポエムを全力で執筆

 さて、mixiでは友人たちと「マイミク(マイミクシィ = 友達登録)」になり、それぞれの投稿を互いに閲覧することができます。

「日記」の機能では、今思えば穴に入りたくなるような恥ずかしい内容も書いていました。その日にあったことだけでなく、日々の学びや気付き、近未来の目標や将来の夢について熱く語り、好きな歌詞を引用し、果ては恥ずかしいポエムのようなものまで。

 リアルの世界ではほとんど人に見せることのない「私の内面」が、ひとりパソコンの画面に向かい、それがまた夜中だったりすると、次から次へと大暴走してしまうのですね。

 今では「SNS映え」を意識して自分をよく見せることのできる人が多いようですが、当時はむしろ進んで自分をさらけ出したり、聞かれてもいないことまで赤裸々に語り出したり、ある種ストイックなまでに「素の自分」を表現していた人が多かったように思います。それがなぜかと問われると、なかなかうまく答えられないのですが……。

 mixiユーザーに、大学生をはじめとする若者が多かったというのも理由のひとつにあるかもしれません。何にせよ、恥ずかしい日記とそれに伴う反省を繰り返しながら、人々は「リアルとネットの使い分け」を学んでいったのでした。

夜中に「日記」を書くのはとても危険だった。うっかり赤裸々なポエムのような文章を書いてしまうことがあったから(画像:写真AC)

 mixiの代表的な機能のひとつに「コミュニティ」がありました。趣味はもちろんのこと、音楽のジャンルや具体的なバンド、漫画、旅行先、食べ物など、さまざまに細分化されたグループがmixi内には存在していて、それが各ユーザーのプロフィル欄に表示されるため、自分がどのような趣向なのかを表す自己表現のツールにもなります。

 参加しているコミュニティーが多ければ多いほど、似たタイプの人たちと知り合え、時に友情が生まれ、筆者が住んでいた東京はmixiユーザーも多かったため、いわゆる「オフ会」が開かれたこともあります。

 見ず知らずの人と「友達」になれる面白さや、自分自身の発信に人からの反応が得られるという初めての体験にすっかりハマり、気づけば日々の投稿に「全力投球」する人が続出していました。

あるある3 足あと機能での恋の駆け引き


【画像】mixiの運営会社ミクシィは現在どうなってる?

画像ギャラリー

/wp-content/uploads/2020/05/200507_mixi_05-150x150.jpg
/wp-content/uploads/2020/05/200507_mixi_06-150x150.jpg
/wp-content/uploads/2020/05/200507_mixi_01-150x150.jpg
/wp-content/uploads/2020/05/200507_mixi_02-150x150.jpg
/wp-content/uploads/2020/05/200507_mixi_03-150x150.jpg
/wp-content/uploads/2020/05/200507_mixi_04-150x150.jpg

New Article

新着記事

Weekly Ranking

ランキング

  • 知る!
    TOKYO
  • お出かけ
  • ライフ
  • オリジナル
    漫画