就職率がなんと9年連続1位 詩人が作った「昭和女子大学」とはどのような大学なのか

東京・世田谷に驚異の就職率を誇る大学があります。その名は昭和女子大学。いったいなぜでしょうか。教育ジャーナリストの中山まち子さんが解説します。


坂東学長就任で訪れた変化

 そんな昭和女子大学の大きな転機となったのは、総理府(当時)や内閣府で男女共同参画に長年関わってきた坂東眞理子さんを2003(平成15)年10月、理事として招いたことです。

現在は大学理事長・総長を務める坂東眞理子さん(画像:都ホテルズ&リゾーツ)

 坂東さんは2007年4月から学長として改革を推進、大学卒業後に社会で自立できる女性を育てることを重視する方向へ、方針をシフトチェンジしました。

 在学生だけではなく、卒業生も対象としたキャリア支援センターを設立し、手厚いサポートを前面に打ち出しました。また年間8000件以上の個人面談や模擬面接の実施、大学オリジナルのインターシップ受け入れ企業も紹介しています。

 昭和女子大学は筆記試験や面接といった、OGたちの内定までの道のりが詳細にわかるデータを持っており、就活生に「就職活動のリアルさ」をイメージさせやすい取り組みを行っています。

 他の大学では主に論文作成を目的としたライティングサポートでも、昭和女子大学はエントリーシートや履歴書の記述に特化したものとなっています。

 見落とされがちですが、文章力は志望者の第一印象を決めるとても重要な力です。就職率アップの鍵はある意味、思い切って実務的なライティングサポートに特化したからかもしれません。

高い就職率で志望者も増加

 坂東体制となった翌年の2008(平成20)年にはリーマンショックが発生し、2010年から2013年にかけて就職難の時代がやってきました。しかし昭和女子大学が就職率を向上させ、女子大学の中で1位となったのも、実はこの時期からなのです。

就職活動にはげむ女子大生のイメージ(画像:写真AC)

 不況のあおりを受ける以前から就職に向けた支援を行ってきたことで、買い手市場の荒波を乗り越える力を身に着けていきました。2013年度に初めて、卒業生1000人規模の全大学を対象とした実就職率調査で10位にランクインをするなど、改革の努力が実ったのです。

 その後、実就職率は常に90%以上をキープし、「就職に強い昭和女子大学」というイメージを定着することに成功しました。

1000人以上増えた入学志望者


【地図】おしゃれタウン「三軒茶屋」近く! 昭和女子大学の場所をチェックする

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