コロナが明けたらまず行きたい? みんな大好き「食べ放題」の歴史を振り返る

新型コロナ禍が明けたらレッツゴー! 食いしん坊はみんな大好き? 「食べ放題」の歴史について、ルポライターの昼間たかしさんが解説します。


「オーダーバイキング」というニュースタイル

 さらに食べ放題を実施する店舗が増加すると、次第に価格破壊も進みました。

 1993年時点で、ヒルトン東京(新宿区西新宿)のマーブルラウンジの平日バイキングは2266円。新宿プリンスホテル(新宿区歌舞伎町)のプリンスバイキングは1800円。

 とりわけ後者は、「定食で1000円。その後、喫茶店でコーヒーに500円払うなら大して変わらない」と、近隣のサラリーマンやOLが続々と詰めかける人気店になりました。

 この時代に急増した食べ放題の店は、それ以前とは異なり、料理の質も高いものでした。店側のメリットは同じ料理を大量につくるため、時間や手間が掛からないこと。そして、ホールスタッフの人数を削減できることなどが挙げられます。今でも店側のメリットとして解説されるものは、この頃に次第に形作られていったのです。

 1990年代を通して定着していった食べ放題の新たな波が押し寄せたのは、2012年頃からです。この時期から増加したのが「オーダーバイキング」というニュースタイルです。

食べ放題のイメージ(画像:写真AC)

 決められたメニューから客の注文に応じて調理するオーダーバイキングは、料理を運ぶホールスタッフが必要と一見手間がかかるように見えます。しかし従来のビュッフェ形式と違って、店舗を改装せずともすぐに始められる、食材のロスを減らせるというメリットがありました。

 このオーダーバイキングの普及には、テクノロジーの発展が欠かせません。

 コストを削減したいが、ライバルも多く、安い食材を使って味が落ちればすぐに客は離れてしまう――そんななか、タッチパネル式のメニューの導入が進みました。

 注文を取る必要がなく、客も店側も手間がはぶけることによる効率化は革新的。この時期から食べ放題の店舗以外でもタッチパネルを導入する飲食店は、次第に増えていったのです。

きっとまた、たくさん食べられる日が来る


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