コロナが明けたらまず行きたい? みんな大好き「食べ放題」の歴史を振り返る

新型コロナ禍が明けたらレッツゴー! 食いしん坊はみんな大好き? 「食べ放題」の歴史について、ルポライターの昼間たかしさんが解説します。


当時は「一種のキワモノ扱い」だった

 当時の食べ放題は、決して多くの人が受け入れるようなものではありませんでした。主なターゲットは食いしん坊な男子高校生や大学生で、ようは「質よりも量」を求める若者たち向け。

 そのため世間の食べ放題に対するイメージは、「たくさん食べられるけれども、質は悪いし、大しておいしくない」だったのです。『週刊プレイボーイ』1982年10月5日号では、「<大盛・食べ放題>の店・チャレンジガイド」という記事を掲載しています。

食べ放題のイメージ(画像:写真AC)

 この記事、タイトルには食べ放題とは書いていますが、大盛りチャレンジメニュー系が中心。シニカルな書き方を是とする当時の風潮もありますが、そうしたメニューに対するスタンスが独特です。

「オエーッ<2Lスープ>の責め苦!!」
「70分で餃子124個食うって、人間!?」

と、今だったら取材した店からクレーム必至の言葉が並びます。

 しかし、これは当時の風潮を如実に表しています。大盛りや食べ放題は、食文化の中でも一種のキワモノ扱い。オシャレさなどかけらもなかったのです。

1990年代初頭にイメチェン

 そんな風潮がガラリと変わったのが1990年代初頭です。

食べ放題のイメージ(画像:写真AC)

 バブル景気が崩壊し不況の兆しが見え始めた1992(平成4)年頃から、それまで高級感で売っていた飲食店や一流ホテルのレストランが続々と食べ放題の導入を始めます。「ランチ・ビュッフェ」「バイキング」などさまざまな言葉が、あちこちでみられるようになります。

 この時期の食べ放題のジャンルは大きくふたつに分かれていました。

 ひとつは、繁華街の飲食店がランチタイムに導入した1000円程度で食べられるスタイル。もうひとつは、一流ホテルのレストランを中心に始まった2000~3000円程度のスタイルです。

 前者が人気を集めるのは当然ですが、後者もまた「安い!」と話題を呼びました。というのも、当時はまだバブル景気の余韻が残っている時代で、一流レストランのランチコースであれば3000円オーバーなんて当たり前。それと同等のものが、もっと安く、食べたいだけ食べられるのですから人気を呼ぶのは当然でした。

「オーダーバイキング」というニュースタイル


【画像】コスパ最強との呼び声高し! ぜいたく「カニ食べ放題」の画像をじっくり見る(計5枚)

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