口裂け女はいずこへ……かつての「都市伝説」が最近の若者に全くウケない理由

口裂け女やツチノコに代表されるような「都市伝説」は1970年代頃盛んに生まれ、当時の子どもや若者を大いににぎわせました。一方、2020年の若者は、こうした都市伝説のたぐいに全くピンと来ない様子。このジェネレーションギャップの理由は何か、「Z総研」トレンド分析担当の道満綾香さんが考察します。


積極的に、能動的にコンテンツを消費する

 ほかにも2019年12月から2020年3月にSNS上で連載された連続漫画「100日後に死ぬワニ」では、主人公のワニがどのようにして死んでしまうのかを予想し合ったり、恋愛リアリティー番組「テラスハウス」がこの後どんな展開になるかを予想してInstagramのストーリーズ(24時間で消える短尺動画機能)でシェアしたりと、さまざまな形の考察ブームが生まれました。

 これら考察の対象となるコンテンツは、当然ながら(ほとんどが)フィクションです。このようにZ世代は、フィクションとわかった上で積極的に楽しんでいるという特徴があります。

「より能動的に情報を消費している」と、言い換えることもできるでしょう。

 さて、このように考察が白熱することにSNSが大きな役割を果たしているのは言うまでもありません。

 自分の考えたことを気軽に世の中に発信でき、他の人の意見を参考にして自分の考察をより充実させたり、議論を通じて新たな見解を発見したりと、SNSは考察をするのにとても適したツールです。

 SNSは文章と併せて写真や動画も同時に載せることができるので、自分が見つけた考察の「証拠」や見解・解説を不特定多数に伝えることができ、活発な議論を生み出しやすい場。テレビや雑誌、ネットの既存サイトなどと違って、情報をただ受信するだけでなく自ら発信し、それに対するレスポンスも受け取れ、さらには双方向の議論をすることもできる――。

 この「参加している感じ」が、考察の面白さをより引き立てているのではないでしょうか。

自らの「考察」をSNSで発信し、コンテンツに「参加」することを楽しむ最近の若者たち(画像:写真AC)

 ちなみに、Z世代はTwitterとInstagramを使い分けて考察を楽しんでいます。

 Twitterは主に他者の感想や考察を見るために使って知識・情報を増やし、Instagramではストーリーズを用いて友人と意見を共有、そこからDMなどでやり取りをし、話が盛り上がればリアルで会うところにまで発展させる、といった具合です。

「事実のような謎」を求める私たち


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