新型コロナもなんのその? 東大と早慶が「オンライン授業」に難なく対応できる理由

新型コロナウイルス感染拡大で、授業のオンライン化が急がれる中、東大を始めとする都内有名大学の対応に注目が集まっています。教育ジャーナリストの中山まち子さんが解説します。


早大は春学期を全てオンラインで

 新型コロナウイルスに関してあらゆる面で迅速な対応を行っている早稲田大学は4月1日(水)、春学期の授業は原則的にオンラインで行うと決定しました。

早稲田大学・大隈講堂の外観(画像:写真AC)

 他の大学は夏休み前までの全ての期間、通常授業は行わないと断言していないことを踏まえると、早稲田大学の踏み込んだ対応は目を引き、はじめから「コロナは夏までに収束しない」と考えていることがわかります。

 また早稲田大学は、東京大学が会員大学としてコースを提供している「日本オープンオンライン教育推進協議会(JMOOC)」に2014年から参加していることもあり、東京大学と同様にノウハウを蓄積しています。

 その一方、学部や学科が多く在籍する学生数も多いことから、授業開始は5月11日(月)に設定し、準備期間に充てていると考えられます。

 本格的なオンライン授業導入により多少の混乱が起きると予想されますが、これまでの流れを見ていると、多くの大学が早稲田大学の対応を後追いしています。

 日本の大学の中で留学生を一番多く受け入れている大学ということもあり、その対応は驚くほど早いものとなっています。何事も先陣を切って動く、早稲田大学の今後は注視する価値があるでしょう。

4週間はオンライン授業を行う慶大

 かたや東京大学や早稲田大学と比べアピールが控えめな慶応義塾大学は、米国の難関大学として知られるジョンズ・ホプキンズ大学が参加するデジタル教育プラットホーム「FutureLearn」に、2018年7月からコースを開講しています。

慶応義塾大学の外観(画像:(C)Google)

 確かに上記二大学と比べてオンライン授業の歴史は短いと言えるでしょう。しかし慶応義塾大学も今回の緊急事態を受け、オンライン授業を行うことを告知しています。授業は4月30日(木)から行う予定のため、現在は総力を挙げて準備に取り掛かっていると予想されます。

 また慶応義塾大学は「少なくとも4週間はオンライン授業を行う」としており、状況次第では通常の授業形態に戻すことを示唆しています。しかし5月末までに事態が好転していなければ、早稲田大学同様、オンライン授業を続行するでしょう。

 いずれにしてもコロナ禍で対面式の授業が行えない中、配信経験のある大学は規模の大きい総合大学でも緊急時のフットワークが軽いのです。

コロナ禍で真価が問われる大学


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