アマビエ人気で注目? 「コロナ退散の守護神」は東京・お茶の水にいた

「疫病を鎮静化する」と伝えられる熊本ゆかりの妖怪「アマビエ」、東京にも同じような伝説が残されているそうです。ライターの伊勢幸祐さんが解説します。


建物2階やビルの谷あいに……都内の変わった稲荷神社

 千代田区の駿河台、神田かいわいには特に面白い稲荷の小祠がみられます。まず小川町の「幸徳(こうとく)稲荷神社」(千代田区神田小川町)を訪れてみましょう。

「この祠は入っていいのかな?」と、誰もがちょっと戸惑ってしまうような、ごくふつうの私有ビルの2階に鎮座しています。由来を見ると、旧幕時代はさる武家屋敷の中の社でした。江戸期にも、邸内にある祠が評判になると町人に参拝させることがあったようです。

私有ビルの2階に鎮座する「幸徳稲荷神社」(画像:伊勢幸祐)

 日本橋川の近くには「妙法護衛稲荷神社」(同区神田神保町)。典型的なビルの谷あいの祠です。まさに裏道を歩く楽しみで、偶然この社を発見したとすれば、「こんなところにいらっしゃったのですね……」と手を合わせたくなります。

 須田町の「出世稲荷神社」(同区神田須田町)は、ご神体が関東大震災の猛火を逃れて残ったとのこと。おいなりさまは商業神でもあります。このあたりは商家が多く信心を集めたのでしょう。ストレートな名称がほほ笑ましく思えます。

 三社のみをピックアップしましたが、この一帯にはまだまだ興味の尽きない稲荷社が数多くあり、古くからの祠を地域の町内会やビルオーナーが大事に受け継いでいる様子がうかがえます。

都市の人々が連綿と祈り続ける「疫病退散」の歴史


【画像】東京版の「アマビエ」? お茶の水にある「太田姫稲荷神社」を見る

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