なぜか知られていない、浅草寺近くに眠る身の毛もよだつ「老婆」とは

人々の憩いの場となる公園や、池。しかしそうした場所には、おどろおどろしい怪談話が語り継がれていることも。怪談・オカルト研究家の吉田悠軌さんが東京都内のスポットへあなたをいざないます。


カップルを破局へ導く女幽霊のうわさ

 福島県の「安達ヶ原の鬼婆」は有名ですが、東京の中心部にもそんな鬼婆伝説があったのです。その舞台となったのが、浅草寺と墨田川の中間にある「花川戸公園」(台東区花川戸)。

 999人もの旅人を殺した鬼婆でしたが、最後は自分の娘を間違えて殺してしまい、嘆きのあまり姥ヶ池(うばがいけ)に入水(じゅすい)したとされます。現在は近代的な公園に改装され、昔の面影を残すのは、この池だけです(それも人工的につくられた池ですが)。

 普段ならこの周辺は外国人観光客でごったがえしていますが、ここ最近は人出も多くないでしょう。むしろ今こそが訪問のチャンスと言えるかもしれません。

 ちなみに浅草寺には殺人に使った石枕が保存されているそうですが、公開はされていないとのこと。

●井の頭公園
 明治神宮・清正井や目黒不動尊がパワースポットとして人気なのは、そこが湧水地だからでしょう。生活する上で最重要の「水」が湧く地点とは、昔から人々に崇拝される神の土地なのです。豊富な水源のため縄文時代より人々が集まる「井の頭公園」は、良くも悪くも心霊譚(たん)が絶えない場所でもありました。

男女のカップルを狙う女幽霊の怪談がある井の頭公園(画像:吉田悠軌)

 この公園をカップルで歩いていると、白いワンピースを着た首なし女の霊が出るという怪談があります。女は池の中から出てきては、ひきずり込もうとするかのように、こちらに手招きしてくるのです。

 たいていの場合、恐怖にかられた男がひとりで走りだし、彼女を置き去りにしてしまいます。女性の方も無事に逃げられるけれど、もちろん恋人の仲はそこで破局。女幽霊の目的とは、公園でデートする男女を別れさせることにあったのです……。

 という、恐ろしいながらもちょっと笑えるオチがつく怪談です。これは「井の頭公園のボートにカップルで乗ると別れてしまう」という都市伝説ともリンクしているでしょう。

悲運の死を遂げた父娘の物語が残る池


【画像】記事で紹介した、東京にある「怪談スポット」の公園

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