「どこにも居場所がない」と感じる、ひとりぼっちさんに伝えたいこと【連載】東京・居場所さがし(3)
2020年4月12日
ライフ約1400万人もの人が住んでいるのに、ほとんど交わることのない東京は「孤独」を感じやすい街といえるでしょう。たったひとり暮らす大都会で、どうすれば自分の居場所を見つけられるのか。漫画家でイラストレーターのいしいまきさんが「脱ひとりぼっち」の方法を模索します。
ひたすら焼きそばを焼き、それでも満たされた初開催
店までの写真入りの地図、当日のメニュー、どなたでも参加できることを描いた漫画をTwitterに載せたところ、たくさんの人に見てもらえ17人に来ていただくことができました。
しかし17人もの人に来ていただくとなると、ひとりでは接客が難しく、ずっとその日のメニューの焼きそばを作り続け、あまり会話がままならないことになってしまいました。
しかし、集まった人同士は楽しそうに会話しており、それを眺めるだけでも満たされた気持ちになりました。今となってはいい思い出です。
その後も場所を変えて何度かイベントを開催しました。はじめのようにたくさんの人に来ていただくことはできなくなりましたが、毎回フードを考えたり、告知漫画を描いたりするのは大人の文化祭のようで楽しかったです。
その後、特定のバーで定期的にイベントをするようになり、参加者だけでなく、ほかのイベントをやる人たちとも仲良くなることができました。合同でイベントをやったりもしました。
会を主催するのはかなり勇気がいることでしたが、やってよかったなと思っています。あまり難しく考えず、まずは動いてみる、やってみることが大事だと思いました。その後何か違うなと思ったら調整すればいいのかな、と。
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