曲選びは電話帳のような「分厚い本」 昔懐かしカラオケボックスの歴史を振り返る

ひとりで行っても、仲間と行っても楽しいカラオケ。さまざまな娯楽が生まれ多様化するなか、カラオケはいかにして「定番」の地位を確立したのでしょうか。ルポライターの昼間たかしさんが解説します。


始まりは、国鉄の中古コンテナ

 最初のカラオケボックスは1985(昭和60)年に岡山県早島町に開業した「イエローBOXだといわれています。

 これは、文字通りのボックスです。当時、国鉄は民営化を前に国際規格に合わないコンテナを放出していました。多くは倉庫に使用されていた中古コンテナを利用したのが、このカラオケボックスだったわけです。

 この新業態は、瞬く間に人気を得て模倣する業者が相次ぎます。昭和から平成に代替わりする1989年になると、発祥の地岡山県には53店舗を数えました。

 しかし、いかなるビジネスでも黎明(れいめい)期は問題が起こるもの。室内の様子を確認できないカラオケボックスは未成年が飲酒や喫煙をする非行の温床になっているとか、ラブホテル代わりに使われているとかネガティブな印象を持たれました。

 そうした混沌(こんとん)とした時期を経て、カラオケが健全な娯楽として定着をみたのはバブル景気の終わった1990年代初頭のことでした。

飲み会では2次会の定番となったカラオケ(画像:写真AC)

 気軽に利用できる手軽なレジャーとして人気を集めたカラオケボックス(もう、すでにボックスではありませんが)は1990年代後半になると、都心部では供給過剰に陥ります。

 そこで始まったのが、激烈なダンピング合戦でした。

娯楽の多様化の果て……「1時間100円」も


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