鉄板ネタ「町田は神奈川」が消滅? 町田市と相模原市が進める境界変更とは

ネット上の鉄板ネタとして長年知られる「町田は神奈川」。実はこのネタ、もうすぐ過去のものになってしまうかもしれません。フリーランスライターの小川裕夫さんが解説します。


ジョークが現実に?

 以降、町田は東京の都市として発展してきました。しかし、その道のりは決して平たんではありませんでした。

 大正期には、再び町田を神奈川県に戻すことが検討されました。また、八王子などを中心にした多摩の市町村を東京府から分離し、新たに多摩県を設置する案も検討されています。自治体の枠組みをめぐる議論に翻弄(ほんろう)された町田ですが、そうした“危機”も切り抜けて現在に至ります。

 町田が東京に属してから長い歳月が経過しましたが、「町田は神奈川」といったジョークが根強く残っています。

横浜町田インターチェンジの場所(画像:(C)Google)

 その背景には、周囲を神奈川県に囲まれていること、町田市街地を走るバスが神奈川中央交通であること、高速道路の最寄りのインターチェンジが横浜町田となっていることなどが挙げられます。

 そして、「町田は神奈川」というジョークが現実とも受け取れる局面が出てきています。

鍵は境川の流路

 町田駅の近くには境川という河川が蛇行しています。

境川の流域概要図(画像:神奈川県)

 河川を境にして、町田市と相模原市の境界線が明確になっているなら問題は深刻ではありません。

 しかし、この河川付近は東京都町田市と神奈川県相模原市の境界線が入り組み、町田市と相模原市の土地が混在しているのです。

 かつての境川は現在よりも蛇行しており、そのために河川の氾濫が頻発していました。そうした水害を防ぐため、行政は歳月をかけて河川を改修しました。

 その結果として、境川の流路が変わります。それが町田市と相模原市が入り組む状態を生んでしまったのです。

 町田市と相模原市が入り組む状態は、ゴミの収集や小学校の学区などで居住している住民に不便を生じます。自治体が異なれば、行政サービスが変わります。また行政側にとっても事務が煩雑化し、負担増になっていました。

12月1日から一部が相模原市へ


【地図】意外と知らない? 東京都「町田市」の場所を確認する

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