都心に一番近い「ダム」は原宿駅だった? 地形から見る魅惑の東京風景

雨水をためたり洪水を防いだりして、私たちの暮らしを支える「ダム」。そんなダムの中でも「都心に最も近いダム」について、フリーライターで写真家の大山顕さんが解説します。


都心に最も近いダムはどこだろう?

 さて、前置きが長くなりました。ここまでは「土木趣味」をもつ僕がどういうことを考えているかの紹介でした。僕のような人間はけっこういます。

 例えば、ここ数年でダムを見に行くのを趣味とする人が増えている、という話を見聞きした人も多いのではないでしょうか。良い季節の連休ともなれば都心に近い各地のダムは観光客でにぎわい、管理者側も放流情報を提供して集客に努めています。土木構造物へのまなざしはここ十数年でずいぶん変わりました。ダムはその急先鋒(せんぽう)でしょう。

 先日、そんなダム趣味の数人に会う機会があり、ふと思いついてある質問をしてみました。それは「都心に最も近いダムはどこだろう?」というものでした。

「村山下ダムかな」「千葉の山倉ダムではないか」「相模原沈でん池という可能性も」など、さすがのダム知識が披露されだんだんと盛り上がり、最終的に僕はおいてけぼりになってしまいました。何の気なしに軽々しく質問したことを後悔したものです。

 僕自身はダムに興味はあるものの、まったく詳しくありません。そこで、ちょっと違うアプローチで「都心に最も近いダム」を考えてみました。そして出した答えは、内濠(うちぼり)です。

牛ヶ渕から見た田安門の土手。ダムに見える(画像:大山顕)

 九段下駅から日本武道館(千代田区北の丸公園)へ向かう途中、江戸城に造られた「田安門」をくぐることになります。この門の手前の壕を渡る土手部分は、いわばダムです。

牛ヶ淵は「ダム」だった?


【画像】抜きんでた存在感 日本の美しいダムを見る(10枚)

画像ギャラリー

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