女子高生すらトリコにする「城跡と寺」が世田谷にあった

招き猫で有名な世田谷区の豪徳寺。同寺の周辺エリアを、法政大学大学院政策創造研究科教授の増淵敏之さんが歩きました。


新海誠『秒速5センチメートル』の舞台にも

 小田急線の豪徳寺駅から豪徳寺までは徒歩で約10分の距離。駅からは商店街が続き、振り返ると、新海誠『秒速5センチメートル』に登場する、左側にコンビニが見える駅南口が見えます。

豪徳寺駅の駅南口の様子(画像:(C)Google)

 ゆっくり歩いてみると、味わい深い商店街です。なだらかな坂の途中に焼き芋屋があり、古書店も。Y字路の低い礎石に座って男女がコーヒーを飲んでいました。老舗っぽいそば屋もあります。都心部とは異なり、ゆったりとした時間が流れています。

 商店街の突き当たりから住宅街に入り左折してしばらく歩くと、左側に豪徳寺の参道入り口が見えてきます。そこからはすぐに山門です。

商店街にも招き猫のキャラクターが

 豪徳寺といえば招き猫です。歴史は、豪徳寺が前身の弘徳庵(あん)だった頃にさかのぼります。

 彦根藩2代目藩主・井伊直孝がタカ狩りの帰りに、弘徳庵の前で片手を挙げて手招きをする猫に遭遇。直孝は猫に導かれるように寺に入り。休憩しました。すると天気が一転。雲が一面を覆い、程なく雨が降り出し、雷鳴も鳴り出しました。

 直孝は猫のおかげで雷雨をしのげたことを喜び、また住職の説法にも感銘を受けたことから、弘徳庵を井伊家の菩提寺にすることを決め、所有していた多くの田畑を寄進しました。

豪徳寺に置かれた招き猫(画像:増淵敏之)

 直孝の没後、彼の法号「久昌院殿豪徳天英居士」から名前を取って、豪徳寺となりました。そして、住職がかわいがっていた「たま」という猫の姿を形作り、「招福猫児(まねぎねこ)」とあがめ始めたといいます。

 駅や商店街でも、招き猫のキャラクターを見かけました。商店街の別称も「商店街たまにゃん通り」とのことです。

豪徳寺には井伊直弼も眠る


【画像】多すぎて夢に出てきそう! 豪徳寺の境内に飾られた「招き猫」を見る

画像ギャラリー

/wp-content/uploads/2021/03/200323_gotokuji_08-150x150.jpg
/wp-content/uploads/2021/03/200323_gotokuji_09-150x150.jpg
/wp-content/uploads/2021/03/200323_gotokuji_10-150x150.jpg
/wp-content/uploads/2021/03/200323_gotokuji_11-150x150.jpg
/wp-content/uploads/2021/03/200323_gotokuji_12-150x150.jpg
/wp-content/uploads/2021/03/200323_gotokuji_13-150x150.jpg
/wp-content/uploads/2021/03/200323_gotokuji_14-150x150.jpg
/wp-content/uploads/2021/03/200323_gotokuji_15-150x150.jpg
/wp-content/uploads/2021/03/200323_gotokuji_16-150x150.jpg
/wp-content/uploads/2021/03/200323_gotokuji_17-150x150.jpg
/wp-content/uploads/2020/03/200323_gotokuji_01-150x150.jpg
/wp-content/uploads/2021/03/200323_gotokuji_02-150x150.jpg
/wp-content/uploads/2021/03/200323_gotokuji_03-150x150.jpg
/wp-content/uploads/2021/03/200323_gotokuji_04-150x150.jpg
/wp-content/uploads/2021/03/200323_gotokuji_05-150x150.jpg
/wp-content/uploads/2021/03/200323_gotokuji_06-150x150.jpg
/wp-content/uploads/2021/03/200323_gotokuji_07-150x150.jpg

New Article

新着記事

Weekly Ranking

ランキング

  • 知る!
    TOKYO
  • お出かけ
  • ライフ
  • オリジナル
    漫画