コンビニ変遷史 「何でも揃って超便利」はどうやって生まれ、進化したのか

今や現代人の生活に欠かせなくなったコンビニエンスストア。その変遷について、ルポライターの昼間たかしさんが解説します。


コンビニが一気にシェアを伸ばした理由

 当時のコンビニの存在感を示すのが、『週刊宝石』1988年4月15日号に掲載された次の一文です。

「ビデオでも借りようと、深夜の散歩に出かける。午前2時の真っ暗な通りに、ふと目につくのは、異様なほど明るく電気の輝いた24時間ストア。引きつけられるように店に入り、買う気もなかった雑誌と缶コーヒーをレジに持って行き、そして、なぜか、ホッとする。このお店、僕らの思っていた以上に、生活必需品なのかもしれない……」

 瞬く間に都会の生活になくてはならないものになったコンビニですが、その中で当初売れていたものは食べ物です。

コンビニ弁当のイメージ(画像:写真AC)

 1988年のデータによると、「弁当・おにぎり」の売り上げはコンビニが他業種を追い抜き、市場シェアの3.3%を制して1位に浮上。さらに、「スナック・菓子」でも市場シェアの2位を獲得。ほかにもラーメンなどのレトルト食品や、飲料、雑誌などもコンビニで購入するのが当たり前になりつつありました。

 コンビニが一気にシェアを伸ばした理由は、販売時点情報管理(POS)システムを導入し、その店舗を利用する人の好みがダイレクトにわかるようになっていたためです。

 レジ精算時、店員が客の性別や年齢のボタンを押してデータを蓄積するシステムは現在、多くの小売店で当たり前に行われていますが、これをいち早く導入したのはセブン―イレブンでした。

 セブン―イレブンは客層から時間帯別の売り上げまで、膨大なデータを持っているとして当時注目を集めました。これを追うファミリーマートやローソンも同様のシステムを導入し、コンビニは小売業界の最先端を行く産業へと発展を遂げたのです。

小売の次は「代行業」


【調査】コンビニコーヒーを買ったことがある人は、いったい何割?

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