新型コロナで不安な今こそ必要? リゲイン「24時間戦えますか」の歌声をもう一度

1989年5月から人気に火が付いた栄養ドリンク「リゲイン」のCM。そのCMの背景について、ルポライターの昼間たかしさんが解説します。


企業の運動会でも流れた

 時任三郎が扮(ふん)する世界中を駆け巡るビジネスマンがテーマソングを歌いまくるCMは全部で8編。オンエア直後から、三共には問い合わせが殺到しました。

「テープを貸してください」
「レコードはどこで売っていますか」

 そんな反響を受けて11月にはシングルCDがリリースされ、この歌はあちこちで聞かれるようになりました。

「リゲイン」の歴史について書かれたウェブサイト(画像:第一三共ヘルスケア)

 当時、秋になると大企業では運動会が行われていました。この年の日商岩井(現・双日)や日立製作所などの運動会では何度もこの歌が流れたといいます。

 経営者側が社員を鼓舞するための便利な歌かと思いきや、東洋信託銀行(現・三菱UFJ信託銀行)では、労働組合執行部の交代セレモニーで「意識高揚のためにみんなで歌って盛り上がった」といいます。

歌を聞いて、やる気全開

 当時、三共には労働省(現・厚生労働省)から「あのキャッチフレーズはどういうことですか、と非公式ルートで問い合わせがあった」(『週刊朝日』1989年10月13日号)といいます。しかし世間ではネガティブなイメージを持つ人は少なく。この歌を聞いて、やる気を全開にしていたのです。

 今も耳に歌声が残るこのCMを演出したのは、電通プロックス(現・電通テック)に当時所属していた黒田秀樹さんです。

 リゲイン以外にも、マンダム「ギャッツビー」の「オサレ星人」シリーズを演出したり、ももいろクローバーZやサザンオールスターズのPVを手掛けたりしている黒田さん。本人にとっては、自分の演出したCMがこんな風に世間に受け止められるのは予想外の出来事だったそうです。

働きすぎのビジネスマンをちゃかすつもりが……


【画像】リゲイン初代CMキャラクター・時任三郎さんの現在の姿を見る

画像ギャラリー

/wp-content/uploads/2020/03/200311_regain_04-150x150.jpg
/wp-content/uploads/2020/03/200311_regain_01-150x150.jpg
/wp-content/uploads/2020/03/200311_regain_02-150x150.jpg
/wp-content/uploads/2020/03/200311_regain_03-150x150.jpg

New Article

新着記事

Weekly Ranking

ランキング

  • 知る!
    TOKYO
  • お出かけ
  • ライフ
  • オリジナル
    漫画