東京都「自転車保険」義務化で注目 荒川区の取り組み「自転車免許制度」とは?

自動車の交通事故件数が年々大きく減少しているのに比べて、自転車事故は「微減」状態。こうした状況を踏まえ東京都は、2020年4月1日から「自転車保険」への加入を義務づけます。事故件数減に向けた行政の取り組みについて、フリーランスライターの小川裕夫さんが解説します。


「自転車免許」が安全運転の浸透に一役

 市区町村が実施している自転車の安全講習で、極めてユニークな取り組みを始めたのが荒川区です。

 荒川区は2002年から「自転車免許制度」をスタートさせ、区内の交通公園で自転車の講習会を定期的に実施してきました。

 これらの講習会は小学生などが参加対象で、受講後には自動車免許とそっくりな自転車免許が交付されます。

自転車の「免許証」が交付される荒川区の自転車安全利用講習会(画像:荒川区ウェブサイト)

 自動車免許を取得していなければ自動車の運転はできませんが、荒川区が交付している自転車免許は、あくまでも受講証です。そのため、自転車免許がなくても自転車を運転することはできます。

 しかし、自転車免許制度が創設されたことで荒川区内の小学生たちは自転車の運転マナーの向上や交通ルールの順守を意識するようになりました。そうした安全意識を高める効果が認められたこともあり、荒川区の自転車免許制度を模倣する自治体が相次ぎました。

 自転車の安全講習を受講した市民に対して、インセンティブを付与する自治体もあります。武蔵野市は、市が実施している自転車安全講習を修了すると、自転車保険に加入する際の保険料の一部を助成することや有料駐輪場の優先利用権といった特典を付与しています。

 こうした取り組みが、自転車による事故を減らし、安全で安心な街をつくっていくことにつながります。

増える自転車利用、ハード整備も急務


【全国調査】都道府県別の「自転車保険」加入率、1位は?

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