かつては武蔵国の中心 歴史の香り漂う「府中市」の重層的魅力とは

重層的な色合いを持つそれぞれのまち。そんななかでも府中市は、古いものから新しいものまでさまざまな時代の痕跡が残っているまちです。まち探訪家の鳴海行人さんが解説します。


1990年代の再開発ビルは百貨店を意識

 駅から離れた場所で最初にできた「フォーリス」は元々、伊勢丹府中店(2019年9月30日閉業)を中心として作られた複合ビルで、百貨店と専門店という商業床を中心にオフィス床が少し付いているという建物でした。

フォーリスの外観(画像:(C)Google)

 1990年代に中心市街地に作られた大規模な再開発ビルは、府中、ひいては東京に限らず、百貨店を核として計画されていました。そして建物の名前は少し洗練されたイメージや上質なイメージを感じられるものが多くなっています。

 フォーリスはこうした再開発の流れで作られた再開発ビルでした。そのため名前から洗練されたイメージが浮かびますし、商業施設部分では百貨店の持つ高級感を意識した内装や照明が用いられています。

2000年代以降開業の再開発ビルの特徴

 次に建てられた「くるる」はシネマコンプレックスと大型専門店、そして飲食店を中心に構成されています。こうしたテナント構成には2000年代における再開発ビルの特徴が見えます。

くるるの外観(画像:(C)Google)

 2000年代は、バブル景気の後にやってきた長い不況により百貨店業態は縮小し、専門店が台頭しました。そのため大型専門店を中心にショッピングセンターを作るのが大型再開発ビルの流れとなっていたのです。

 そして、人々により親しまれやすいように平仮名をもちいた施設名もはやります。「くるる」もまさにそうした時代の流れの中で生まれた再開発ビルです。

再開発ビルに「ある機能」が求められるようになった2010年代


【地図】意外と知らない? 東京都「府中市」の場所を確認する

画像ギャラリー

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