作る、撮る、集める――大人も子ども夢中、魅惑の「模型」市場とは

近年じわじわと盛り上がりを見せる模型市場について、文殊リサーチワークス・リサーチャー&プランナーの中村圭さんが解説します。


近年は女性のユーザーも増加

 往年のプラモデルファンの中には、子どもの頃買えなかった大型のプラモデルに挑戦したり、ウェザリング(汚し表現)などの仕上げテクニックを極めたりしたいと考える人が出てきています。

 特にウェザリングに関しては、エアブラシが手軽に使用できる、さまざまなテクスチャーやパーツも販売しているなど、はるかに進歩しています。ネットでプロやアマチュアのモデラーが画像を公開しており、それを眺めていると自分もやりたいとなるのもうなずけるでしょう。

 さらに注目点は、この世代がいわゆるゴールデン世代と言われる自己投資に活発な世代であること。今後、時間のゆとりができる環境になるにつれ、自分の趣味にお金を使い始めることが期待されます。

 プラモデルなどの模型は男性の趣味という印象がありますが、近年は女性のユーザーも増えています。

模型で造られたジオラマのイメージ(画像:写真AC)

 ジオラマのような情景模型に興味を持つ女性も多く、模型店の人の話では、ジオラマのワークショップに息子と一緒に参加したお母さんが息子そっちのけで夢中になってしまうことも多いそうです。箱庭的に楽しめ、かわいいミニチュアパーツなどに引かれるようで、テラリウムの感覚なのかもしれません。

子どもと一緒にミニ四駆を楽しむ親も

 また、今は第3次ミニ四駆ブームの最中と言われています。

 ミニ四駆は、模型メーカーのタミヤ(静岡県静岡市)が販売している動力付き小型自動車プラモデルです。マンガやアニメの影響もあって過去に何度もブームになりました。

 1980年代後半の第1次ブーム、1990年代中頃の第2次ブームの時期にミニ四駆に熱狂した子ども世代が今、親世代となって自分の子どもと一緒にミニ四駆を楽しむようになっています。

ミニ四駆に興じる親子のイメージ(画像:写真AC)

 タミヤ主催のミニ四駆の全国大会「ミニ四駆ジャパンカップ」は毎年全国の15会場程度(東京予選は、品川シーサイドフォレスト・オーバルガーデン、決勝は江東区青海のMEGA WEBなどで開催)で実施され、2万~3万人が参加するミニ四駆の一大イベントで、参加者には親子が多くみられます。

 全国にはブーム時にミニ四駆サーキットが整備され、近年、これらのコースを利用する人も増えているようです。

一般普及のきっかけはペプシのキャンペーン


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