有名画家・モネが愛した庭園の「そっくりさん」が世界で唯一、高知の山村にある理由

2020年2月12日

お出かけ
ULM編集部

高知県北川村に庭園「モネの庭」が開園20周年を迎えるのに合わせ、千代田区の丸の内ビルディング1階で、コラボカフェがオープンしています。高知特産のゆずを使ったドリンクやスイーツメニューを楽しむついでに、世界唯一の「モネの庭」が高知県に誕生した物語に思いをはせてみませんか?


小さな村の熱意が実現させた「世界唯一の庭」

 高知県の東部に位置する北川村は、内陸の山々に囲まれた小さな山村です。高齢化と人口減少の課題に直面した村は、1990(平成2)年頃から村おこし事業を模索し始めました。

 始めに検討された案は、村自慢の特産品ゆずを使ったワイナリー。しかしこれがなかなかうまく進みません。計画の練り直しを迫られた村が次に思いついたのが、ワインというキーワードをから連想した「ワイン王国・フランス」、中でも日本の浮世絵に影響を受けたとされる印象派画家クロード・モネでした。

 親日家でもあったモネが愛した庭園を北川村にも造るフラワーガーデン構想が、1996(平成8)年にスタートしました。

 同年秋、村役場の職員は何のツテもないままにフランスのジヴェルニーを目指します。関係者を探し、何度も現地を訪ねるなかで、1997年、クロードモネ財団のヴァン・デル・ケンプ理事長(当時)との出会いを果たします。

 それまで世界でどこにも許されなかったモネの庭の再現庭園は、村の熱意にほだされたケンプ理事長の「日本の小さな村の頑張りに協力しましょう」という約束により、実現に向けて動き出します。

 2000年4月、北川村の「モネの庭」は、世界で唯一モネ財団から認められた庭園としてオープンしました。

まん丸の北川村産ゆずと、ホットゆずティー(2020年2月10日、遠藤綾乃撮影)

「おそらく世界のさまざまな市町村から同じような希望が寄せられていると思うのですが、モネ財団が許可した再現庭園は20年前も、今も、北川村だけです。なぜ北川村が? とよく聞かれるのですが、小さな村の商売っ気の無さや、地元を何とかしたいという切実な願いに応えてくれたのだと思っています」

 高知県地産外商公社(中央区銀座)の総務企画課長補佐、野戸昌希さんはモネ財団の考えをそう分析します。

モネが夢見た「青いスイレン」が咲き誇る庭


【地図】日本版「モネの庭」がある高知県の村を見る

画像ギャラリー

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