4月に復活 ドラマ『半沢直樹』ロケ地から見る「演出の妙」とは

2020年4月から再開する堺雅人主演の連続ドラマ『半沢直樹』シリーズ。そのロケ地について、法政大学大学院教授の増淵敏之さんが解説します。


テレビドラマは「リアルを組み合わせること」で成り立つ

 前述のとおり、東京中央銀行本店のロケ地はこれらの建物を組み合わせて、撮影されています。

 テレビドラマはフィクションですが、あくまで「リアルなものの組み合わせ」です。つまりリアルなもの同士を組み合わせると、実在の場所ではなく、架空の場所になり得るのです。

 外観は三井本館なのに、内部は学士会館――そのような建物は世界中どこを探しても、ありません。

 視聴者はドラマを通して、これらの建物をどこかで見たことがあるように感じるものの、「新たな場所」が提示されるため、好奇心が膨らみ、想像力がかき立てられ、作品の楽しみ方の幅が広がるのではないでしょうか。

 日本テレビ系テレビドラマ『知らなくていいコト』でも、主人公が働く東源出版社の外観は日証館(中央区日本橋兜町)でしたが、その編集部はおそらくセットでしょう。いずれにしても組み合わせの妙です。

日証館の外観(画像:写真AC)

 さて4月からの『半沢直樹』ですが、原作のひとつ『ロスジェネの逆襲』から推測するに、物語は、前回最終回で半沢が出向させられたセントラル証券から始まるでしょう。

 もうひとつの原作『銀翼のイカロス』では、半沢は東京中央銀行本店に再び戻りますので、三井本館や学士会館の再登場が期待できます。また、前作になかったどのようなロケ地が登場するのか、今からとても楽しみです。


【画像】似てる? 漫画バージョンの『半沢直樹』を見る

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