家庭にも学校にも居場所がなかった……欲しかったのは「無理してしゃべらなくてもいい空間」【連載】東京・居場所さがし(2)

約1400万人もの人が住んでいるのに、ほとんど交わることのない東京は「孤独」を感じやすい街といえるでしょう。たったひとり暮らす大都会で、どうすれば自分の居場所を見つけられるのか。漫画家でイラストレーターのいしいまきさんが「アラフォー・脱ひとりぼっち」の方法を模索します。


居場所とは「自分で探し、選ぶもの」

 私が子どものころは、自分で居場所を探すことなんて思いつきもしませんでした。与えられた環境こそ全てだと思っていましたから。そういう人は意外と多いのではないでしょうか。

 しかし、今はそのときに比べてネットと会員制交流サイト(SNS)環境がすさまじく発達し、「居場所探し」がしやすくなりました。

 私自身、成人し漫画家になってから、鹿児島から東京へ遊びに行く際、ツイッターで気になる作家さんに声をかけて漫画家ランチ会を開いて交流を深めたりしていました(今は、多くの友だちが結婚し子育てに忙しそうなので会はお休みしていますが、機会があったら復活したいと思っています)。

 2018年8月に上京した後には、「隠居生活」の活動を本に書いてらっしゃる著述家・大原扁理(おおはら・へんり)さんのツイッターで、ライター・鶴見済(つるみ・わたる)さん主催の「不適応者の居場所」という集まりがあることを知りました。

 どんな集まりなのか、鶴見さんのブログ記事より引用します。

※ ※ ※

やること:飲食をしながら話す。話さなくても可(話すのが苦手な人も多いです)。

費用:会場代、ビーガンの料理とスイーツのケータリング代、飲み物代(アルコールを含む)の費用約3万円をカンパで賄いたい。

注意:ハラスメントや勧誘など、「お互い様」の原則に反する行為はしないでください。お互い様で成り立つ相互扶助の会であって、支援活動ではありません。

目的:ひきこもりがち、フリーランス、労働週4以下、心の病、社内ぼっち等々、様々な理由でつながりをなくしがちな人がつながりを作る。』というものです。(以上、鶴見さんの2020年1月6日のブログ記事より)

※ ※ ※

 そもそも名前が魅力的ではありませんか。「不適応者の居場所」って。誰でも受け入れてくれそうな懐の深さやゆるさを感じます。これにピンときた私は思い切って参加してみることにしました。

 2019年の某日、ドキドキしながら杉並区・高円寺の会場に足を運ぶと、そこには老若男女20人くらいの人が何組かの車座になって会話をしていました。

ただ誰かといるだけで、孤独が癒えることもある


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