静かな高齢者の多い銭湯から、さらに人情身のあるゆったりした居酒屋へ 西早稲田【連載】新!東京湯巡り、徘徊酒(6)
2020年2月13日
お出かけ昔ながらの銭湯でひとっ風呂浴びたら、歩いてなじみの居酒屋へ――。銭湯巡りと飲み屋歩きをこよなく愛するコラムニストの島本慶さんが、東京の魅力的な銭湯と居酒屋のハシゴ歩きへお連れします。第6回は、新宿区の西早稲田からスタートです。
オヤジさんとママさん、いいコンビですなぁ!
へーえ、わりと広いのね。おやおや忙しそうにお酒を運んでるオヤジさん、私と同じような帽子をかぶってますよ。いいキャラだなぁと思いつつ入り口手前左側のテーブルに腰を降ろします。
チャキチャキと動くオヤジさんに生ビール(500円)を注文して、まずはグビグビ。ッカーウメェ! 生きる喜び! なんつってタバコを一服。右のカウンターには年配の常連客がいて、みんな焼酎の4合瓶を置いて飲んでます。カウンターの向こうで調理していたママさんもときどき出て来て接客したりして。
またこのママさんがすてきなキャラで、オヤジさんとどうやら夫婦みたいでいいコンビですなぁ!
さて私、自家製餃子(670円)ってのを頂きましょう。それと、桃太郎サラダ(680円)も。キムチは苦手だけど、常連さんたちがおいしそうに食べてるのでこの際もらいましょう。(白菜キムチ500円)
そうか、サラダと一緒に食べれば大丈夫だな。あ~ウマイ! でまぁ生ビールをおかわりしてと、それにしてもこのあたりって、街並みやお店は変わってても雰囲気は昔のままだなぁ。おぉっ! ドカドカと年配の常連さんが入ってきちゃいました。

じゃあまぁ出ましょとお勘定を済ませて店を出ます。帰りは早稲田から帰ろうってんで来た道を逆に歩きます。ん? アラアラ、途中に「松の湯」ってのがあるじゃん! こっちの方が近かったか? まぁいいや。しかも何だよ、早稲田駅の方が近いし。何のこっちゃ! とはいえ久しぶりに歩いた早稲田通り。何年も来てなかったなぁ。死が近いのか?
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