母娘ふたりで紡ぎ出す、亡き主人の本物の中華味 十条「玉屋」のラーメン【連載】東京レッツラGOGO! マグロ飯(11)

都内散歩と食べ歩きにくわしいフリーライターの下関マグロさんが、都内一押しの「マグロ飯」を紹介します。


先代が「これぞ中華」との自負で命名

 その後、娘の千佳さんが店を手伝うようになって、現在は母娘のふたり体制で、以前よりメニューを絞って営業しています。志津江さんによれば、

「ラーメンなどの料理は主人から直接教えてもらったわけではないんです。ただ、いつもそばで見ていたし、毎日味見をしていたので、程なくご主人の味にたどりつけました。そのときは、ああ、これだったんだ、って感動しましたよ」

とのこと。

富士見銀座商店街の坂の途中にある「玉屋」さん、その店舗ファサードはなんともノスタルジック!(画像:下関マグロ)

 最初にいただいたのは仙人ラーメンと小カレーのセットでした。ラーメンもカレーもとにかくおいしいわけですよ。食べながら、メニューを見ているとカレーラーメンがありました。ラーメンもカレーもおいしいのだから、カレーラーメンも間違いなくおいしいはずです。次はカレーラーメンをいただきました。もちろん、おいしいわけですよ。その後もいろいろなメニューをいただきましたが、どれも間違いありませんでした。

 先日、玉屋さんののれんを久しぶりにくぐりました。消費税が上がったことで、550円だった仙人ラーメンが600円になっているのはいたしかたないとはいえ、これでも十分にお安いと思います。

 と、見たことのないメニューがありますね。「本中華(醤油味)750円」とありますよ。まさか、ハウス食品のインスタントラーメンじゃないですよね。大橋巨泉が「なんちゅうか、本中華」ってテレビCMやっていたのを思い出しましたよ。

 志津江さんに聞けば、「主人がいたころに出していたメニューなんです。野菜をいっぱい入れたラーメンがほしいというお客さんの要望に応えてできたそうです。まだタンメンもない頃で、味はしょうゆと塩が半々なんです。主人がこれぞ、本物の中華っていうことで、本中華と名付けたそうです」とのこと。

 で、いつ頃から提供されていたんでしょうか。「そうねぇ、私が嫁いできたときにはもうありましたよ」とのことです。それじゃ、本中華をいただきましょうか。

先代のメニューを復活させたい


【地図】北区の昔懐かしい商店街の中にある中華料理店「玉屋」

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