ゴージャスな銭湯で身も心も癒されて、それに見合った渋~い居酒屋へ 鶯谷【連載】新!東京湯巡り、徘徊酒(5)
2020年1月29日
お出かけ昔ながらの銭湯でひとっ風呂浴びたら、歩いてなじみの居酒屋へ――。銭湯巡りと飲み屋歩きをこよなく愛するコラムニストの島本慶さんが、東京の魅力的な銭湯と居酒屋のハシゴ歩きへお連れします。第5回は、台東区の鶯谷からスタートです。
日本酒の店でも、湯上がり男はまずビール
グレーの壁に重厚な蔵の引き戸という、何となく入りにくい雰囲気の店。でも私は入ります。へーえ、カッコイイねここ。黒を基調としつつも清楚感もあるし、シンプルでモダンな店内ですよ。左がカウンターで右がテーブル席。何かいい感じ。キャリアOLが喜びそう?
カウンターの中から「いらっしゃいませ!」と声をかけられたのが恰幅(かっぷく)のいいご主人。私、カウンターに座って向き合います。店内を見回すと、どうやら日本酒がメインなのかな? 種類豊富に並んでいますよ。
でも私、湯上がりの男ですから、まずは生ビール(500円)を頂きます。あ~ウメェ! 干からびたオヤジが生き返りますよ。それにしてもこの座り心地のいい椅子。最近私、やせちゃって、体重がなんせ52㎏ですから、お尻の肉が無くて骨ですから、銭湯の椅子に限らず、硬い椅子だとケツが痛いんですよ。だからここの椅子はグー。
となるとジックリと腰をおちつけて飲み食いできるってもんです。さぁて何をオツマミにすっかなぁ? そうねぇ、生ガキ2個(1個300円)に、イカスミサキ(550円)なんてある。それと、まだらしらこ(700円)頂きましょう。でもまぁこうなると日本酒飲みたくなりますなぁ。いやいや、もぉ1杯生ビールおかわりしましょう。

改めてメニューを見ると、焼酎もあるんだなぁ。えっ? ワインもあるじゃん。リキュールもいろいろあるし。食べ物もスッゴイいろいろありますよ。パスタやピザもあるの! いやぁ驚いちゃいますな。カルボナーラリゾット? デザートも豊富じゃーん。チャーハンもぉ!
これはちょっと順番を間違えたかな? いやいやそんなわけじゃないけど……。
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