東京モーターショーを超える「東京オートサロン」という名のイケてる遊興空間

国内のカーイベントというと「東京モーターショー」を思い浮かべる人が多いかもしれませんが、近年、注目を集めているのが、2020年1月に幕張メッセで開かれた「東京オートサロン」です。ふたつのイベントの違いは何か、なぜ「東京オートサロン」のプレゼンスが高まっているのか? 文殊リサーチワークス・リサーチャー&プランナーの中村圭さんが解説します。


日本車に強いリスペクトを持つ外国人

 今回の来場者数は3日間で33万6060人、1日当たり約11.2万人を集客しました。1日当たりでは「東京モーターショー」の来場者数を上回っています。マクラーレンやボルボ、ロータス、シボレーなど、「東京モーターショー」には出展していませんが「東京オートサロン」には出展している海外大手メーカーもいます。

トヨタ社長・豊田章男氏も登場(画像:東京オートサロン事務局)

 量産車以外では日本は依然魅力のある市場であり、これらのメーカーにとって「東京オートサロン」は目の肥えたカーマニアが集まる場所と認識されています。「東京オートサロン」のプレゼンスがより高まっていると言えるでしょう。そして、会場には海外からのカーマニアの来場者も見られ、世界中でレビューがアップされています。

 海外では、日本の車文化や日本車(主に旧車)に強いリスペクトを持つ人が一定数存在します。日本では1980年代~1990年代初頭にかけて、若い男性が車に対して強い憧れを抱き、決して裕福ではない若者もアルバイト代や給料をためて、工夫しながら車をチューニングするという文化が醸成されました。極端な例ですが、わかりやすく言えば漫画「湾岸ミッドナイト」や「頭文字D」の世界です。

 これは日本独特の車文化で、海外の一部のカーマニアからは強い興味を持たれています。例えば走り屋を扱った人気映画シリーズでは日本も舞台になり、主人公が乗る車として日本車が多く登場しています。また、アメリカの「ジャパニーズ・クラシック・カー・ショー」と言った日本の旧車を扱ったカーイベントもあります。

 モータースポーツは地上波放映がなくなったため、国内ではあまり盛り上がりが見られませんが、海外では依然人気の高いエンターテインメントです。現在、F1はドバイやシンガポールなど新興富裕層の多い国でも開催されています。アブダビでは2010年にフェラーリの室内型テーマパーク「フェラーリ・ワールド・アブダビ」がオープンし、世界的に話題になりました。

潜在層をあぶり出す「東京オートサロン」の活況


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