中央大学の誇り「法学部」の都心移転が巻き起こす私大文系の乱

八王子市にある中央大学法学部が2023年、キャンパスを都心に移します。いったいなぜでしょうか。教育ジャーナリストの中山まち子さんが解説します。


アクセスの悪い大学は受験生から敬遠される

 八王子の多摩キャンパスが開校してから40年以上が経過し、時代背景は当時と異なってきています。少子化の現代、受験生は中央大学が第1志望でない限り、通いやすさを重視して、都心にある早稲田大学や慶応大学、中央大学を除くMARCHの法学部を進学候補としてしまう可能性もあります。

 そのような背景から、中央大学は看板学部の法学部を丸の内線「茗荷谷駅」からほど近い文京区大塚1丁目に移転し、優秀な学生の受験増加を狙っているのです。

中央大学・多摩キャンパスの位置(画像:(C)Google)

 このような試みは、もちろん他の大学から注目されています。特に文系学部は実験棟や研究室が必要な理系学部とは異なり、大規模施設が必須ではありません。そのため受験者数の増加や優秀層の獲得などといった、大学の思惑は成功する確率が高いと言えます。

 中央大学にならい、郊外から都心部への流れが加速するのは自然の流れかもしれません。しかし、都内の私立大学の定員を国主導で増やせない状況下では、やみくもに都心回帰をしても、受験生のニーズに合う学部でなければ意味はありません。

偏差値上昇が予想される法学部


【画像】アクセス抜群! 中央大学法学部の移転先を見る

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