実は北欧より早かった? 東京都「週休3日制」の提唱者とは

近年話題に上ることが増えた週休3日制。そんな週休3日制についていち早くその必要性をうったえてきた人物がいます。いったい誰でしょうか。フリーランスライターの小川裕夫さんが解説します。


「改革は役所が率先しないと浸透しない」

 そうした世間の空気に屈せず、加納知事は半ば強引に週休2日制を導入します。加納知事の言い分は「週休2日制のような改革は役所が率先して取り組まないと、いつまで経っても民間企業に浸透しない」というものでした。

 千葉県庁から始まった週休2日制は、いまや民間企業でも当たり前になっています。週休2日制の提唱から約半世紀が経過して、社会を取り巻く環境はさらに劇的に変わっています。

 現在、ビジネスシーンで当たり前に使用されているメールは、加納知事在任時にはありません。また、携帯電話もありません。取引先と連絡を取り、打ち合わせをするのも一苦労の時代でした。

 同じく新幹線や高速道路、空港もほとんどありません。いまや国内なら日帰り出張で済ませられる場所でも、2~3日かけることは珍しくありませんでした。

“働き方改革”を掲げた小池都知事の功績

 時代とともに通信・移動のインフラが整えられて、仕事における省時間・短時間化は進みました。作業時間が縮減された分だけ、労働者が休養をとる時間は生まれるはずです。しかし、実際は逆の方向に向かっています。

 そうした長時間労働を是正するべく、2016年に小池百合子都知事は“働き方改革”を掲げて、残業時間の削減に乗り出しました。

 東京都が先導した働き方改革は社会の支持を得て、いまや全国に波及しています。いまだ働き方改革が完全に実現できているとは言い難い状況ですが、世間に“働き方改革”という考え方を認識させたという意味では、小池都知事の功績は大きなものがありました。

ライフが優先という考え方から小池都知事は“ライフ・ワーク・バランス”を強調(画像:小川裕夫)

 今般、“ワーク・ライフ・バランス”とも称される働き方改革ですが、小池都知事はライフ(生活)が優先という意識から、東京都はあえて“ライフ・ワーク・バランス”とワークを先にしています。

週休3日制を提唱していた舛添要一前都知事


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