ドラえもんが愛してやまない「どら焼き」は新宿西口にあった

日本で知らない人はいない国民的アニメ『ドラえもん』。主人公のドラえもんの好物はどら焼きですが、そのどら焼きのモデルが新宿のお店にありました。法政大学大学院教授の増淵敏之さんが解説します。


関西では、どら焼きを三笠と呼ぶ

 関西では、どら焼きを「三笠」と呼称するようです。外見が奈良県の三笠山(若草山)に似ているためで、長崎県から東京に進出してきた老舗の文明堂では、ずばり三笠山という商品名で販売されています。

どら焼き似と言われる奈良県の三笠山(画像:写真AC)

 ちなみに東京の「三大どら焼き」は、

・亀十(台東区雷門)
・うさぎや(台東区上野)
・黒松本舗 草月(北区東十条)

です。

 筆者は2016年、料理研究家のwatoさんとともに『きょうのごはんは“マンガ飯”』(旭屋出版)というレシピ本を出版。そこでマンガの中に出てくる料理を幾つか再現しました。

 本の表紙には漫画『ドラえもん』に出てくる「ドラバーガー」を再現しました。ドラバーガーは、どら焼きの生地でハンバーグを包むものです。甘みのある生地がハンバーグとマッチして、意外とおいしかった記憶があります。

ドラえもんがどら焼き好きを公言したのは何巻からか

 さて『ドラえもん』に出てくるどら焼きは、藤子・F・不二雄が新宿西口ハルク(新宿区西新宿)にある「時屋」に通っていたことから着想されたといわれています。

 この店は1948(昭和23)年創業の和菓子の老舗で、どら焼きには小・中・大・スペシャルという4種類の大きさがあります。また甘味店も営業しているので、そちらでは生クリーム入りのどら焼きを食べることもできます。「時屋」は和菓子屋の前に時計屋だったので、店名やどら焼きの焼き印にその面影が残っています。

「時屋」の外観(画像:写真AC)

 さて、ドラえもんにどら焼きが初めて登場するのはコミックス3巻の「スケジュールどけい」です。決められたスケジュール通りの行動を強制してくる「スケジュールどけい」という道具に、ドラえもんは振り回されてしまいます。その間にのび太は、ドラえもんの分までおやつのどら焼きを食べてしまうという始末です。4巻の「友情カプセル」で、ドラえもんはどら焼きが大好物だという発言をしています。

どら焼きから見える、日本食の可能性


【画像】『ドラえもん』に登場する「どら焼き」のモデルを見る

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