外国人スタッフについ「日本人っぽさ」を求めてしまう私たちの悲しき島国根性

外国人雇用が拡大するなか、難しい課題のひとつとして挙げられるのが「日本人上司と外国人スタッフとの関係構築」です。外国人スタッフをマネジメントする側の日本人上司や企業が改善すべき点とは何でしょう。内定ブリッジ代表の淺海一郎さんが解説します。


研修制度の不十分さが、「定着率の悪化」を招く

 この傾向と呼応するように、日本語や日本のビジネス文化を学ぶ外国人スタッフ向けの研修サービスの提供は増加傾向にある一方で、「外国人スタッフと一緒に働く日本人上司向け」、また「外国人スタッフを受け入れる企業側向け」の支援サービスは全体としてまだまだ少ない現状にあります。

 そしてこのことは、今回のパーソル総合研究所の調査でも、外国人スタッフをマネジメントする日本人上司に対する「企業のサポートの少なさ」という形でも表れています。会社で研修や相談窓口といった各サポートを受けている日本人上司の割合は、いずれも2割程度に過ぎません。

外国人部下を持つ日本人上司が会社からサポートを受けている割合(画像:パーソルHD)

 こういったサポートの必要性を、私は全国で感じています。外国人雇用に関する企業向けセミナーに出席し、講演後に参加企業の担当者たちと意見交換すると、決まって彼らは「(外国人スタッフの、職場への)定着に不安がある」と口々にこぼすからです。

 もちろん、当社が講演を担当した東京都主催の都内企業向けセミナーも例外ではありません。ここで言う不安というのは、「すぐ辞めてしまうのではないか」という外国人スタッフへの不安もありますが、もうひとつは、自社の受け入れ体制に対する不安という意味で、そう明言する企業が実際にとても多いのです。

 特に外国人雇用に慣れていない企業の一部は、外国人雇用に際して「自分たちができることを何かすべきだろう」という認識ではいるものの、一方で「何をどうしたらいいのかわからない」という思いが強いと私は感じています。

日本人上司たちが抱く、高過ぎる「理想」と「期待」


【調査】「できれば今すぐにでも離職したい」と答えた上司の割合が衝撃的

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