「レディースランチをなくさなければ、本当の男女平等ではない」 日本最大の女性アワードで記者が感じた、受賞者たちの問題意識
2019年12月24日
ライフ12月19日に六本木ヒルズ森タワーで行われた「Forbes JAPAN WOMEN AWARD2019」をライターの秋山悠紀さんが取材しました。いったいどのようなことが話し合われたのでしょうか。
「女性ならでは」の活躍ではない
後継者不足で倒産する中小企業が多いことも昨今は問題になっていますが、河口さんは世代交代への期待について、
「女性活躍をしようと思って女性を登用するのではなく、会社としてSDGsに取り組める次の経営者を社内で探したときに、結果的に上手にやる女性をアポイントする機会が増える。40代以下の若い世代は性別というつまらないことにこだわらない人が増えてきているので、そうした事例がどんどん出てくることも大事。ただ女性を男性の上に置けばいいのではなく、男女がともに共生して調和しなければ意味がない」
と総括しました。
次に「自ら道を切り開いただけではなく、社会にもインパクトを与えた女性」という選定基準の個人部門の5人が発表されました。
アジア人に特化した婚活サイト「EastMeetEast」共同創業者兼CEOの時岡真理子さん、PRI(国連責任投資原則)事務局ジャパンディレクターの森澤みちよさんらが選出される中、「女性が多い会社で活躍するのは当たり前」と考えていた筆者は、再び考えさせられることに。
他の受賞者には、三菱電機(千代田区丸の内)名古屋製作所HMIシステム部長の大西厚子さん、キリンビール(中野区中野)マーケティング部で「本麒麟」をヒットさせた京谷侑香さん、世界初のリング型超音波振動子を使った乳がん検査機器の製造開発を行う「Lily MedTech」(文京区本郷)代表取締役CEOの東志保さんが名を連ねたのです。

システムエンジニアで管理職の大西さんとエンジニア出身で経営も手掛ける東さん、そして大手メーカーで活躍する20代の京谷さん。企業における女性活躍のロールモデルの幅が広がってきている現状がうかがえました。
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