たった300円で「正月疲れ」も吹っ飛ぶ? 築地駅から徒歩7分、癒され施設「タイムドーム明石」に行ってみた
2020年1月4日
知る!TOKYO都内におしゃれなプラネタリウムは数あれど、「公共系」プラネタリウムの魅力に気づいている人は少ないでしょう。ルポライターの昼間たかしさんが解説します。
「ポケモン」が登場する番組も
さて、エレベーターを降りると受付の横に券売機があります。料金は大人300円。区内の小中学生は無料という、さすが公共施設という利用料金設定。10分前にならないと入場できないため、郷土部分の展示を見て時間をつぶすことになります。
ここで気になるのは、なぜかやたらとあちこちに「撮影禁止」が表示されていること。もちろんプラネタリウムの投影中に撮影なんてもってのほかですが、館内の展示物や廊下などを撮影しないように強く戒める表示があるのです。謎の厳戒態勢……いったい過去になにがあったのでしょうか。

なお、プラネタリウム前の待合室にある「星の一生」などのパネルは撮影可能なので、記念写真はここで撮りましょう。
ここのプラネタリウムも番組はさまざまです。子ども向けを狙ってか「ポケモン」などが登場する番組もある一方で、純粋に天文を解説する「星空教室」もあります。またヨガやアロマを加えた大人向けの番組は、オフィスの多い土地ならではでしょう。
さて投影が始まると、まずは地域の今日の星空から。ここでは中央区の星空を魅せてくれるのですが、解説員は「この近くにある高層ビルから見える風景です」といいます。決して「聖路加ガーデン」といわないのは、公共施設だからでしょうか。
途中で寝ても後悔しない
はっきりいって、企業運営のプラネタリウムに比べると内容は地味です。でもそれがよいのです。ときとして、「では、次第に夕日が沈んでいきます」というプラネタリウムの定番の文句を聞いているうちに、気がついたら寝てしまうこともあるでしょう。
そして目が覚めたら「そろそろ夜が明けてきました」のところ。でも利用料金ゆえにもったいなさはありませんし、普段よりグッスリと寝た気分になれます。ちょっとしたリフレッシュのためにも、ここのような公共のプラネタリウムはオススメなのです。

ただ、タイムドーム明石でひとつだけ残念なのは投影機が真ん中にそびえていないこと。なんでも、2016年にリニューアルしてEPSONのプロジェクタ「EH-LS10000」2台を利用したフルデジタルのプラネタリウムになったとか。こっちのほうが綺麗に見ることができるのは確かですが、やっぱり機械音が懐かしいです。
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