文科省が招いた大学入試「新制度の全崩壊」 未来ある受験生の一生をアルバイトに委ねるのか

「民間英語試験の活用」に続いて「国語・数学の記述式問題」まで導入の見送りが決まりました。文部科学省が進める大学入学共通テストが揺れています。一体何が起きているのか、教育ジャーナリストの中山まち子さんが解説します。


万全な漏洩対策などあり得ない

 記述式問題が延期となった今、数年間は現行のセンター試験と同じマーク式のテストが行われると予想されます。

 機械による採点であれば大きな混乱は生じにくいかもしれませんが、将来的な記述式の導入の可能性が残されている以上、正確性・公平性を期すための対策は今のうちから十分に議論しておく必要があるでしょう。

大学入試センターに臨む受験生たち(画像:写真AC)




 スムーズかつ正確な採点をするために、核となるのは当然、信頼性の高い採点者の確保または育成です。

 採点業務を落札したベネッセの子会社は、記述問題の採点で雇うアルバイト学生の数を約1万人と推計していました。この人数をアルバイトに頼らず全て専門家でカバーすることは容易ではありません。ある程度アルバイトで補いつつ採点のチェック体制を厳しくするという方法が現実的には採られるとみられます。

 そのアルバイト人材の選定方法についても、厳格に定める必要があるでしょう。採用されたアルバイトのなかに、例えばSNS上に採点状況を投稿したり、わざと採点ミスをしたりといった行為をする人物が紛れ込む恐れをいかに排除するか。採点に関わる人間が多ければ多いほど、問題が起きやすくなるといえます。

今度こそ教育現場の声に耳を傾けよ


【受験生の受け止めは?】新入試制度、「見直すべき」が80%超だった

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