松任谷由実『ようこそ輝く時間へ』――地上61mの空から後楽園コンサート史に思いを馳せる 文京区【連載】ベストヒット23区(8)

人にはみな、記憶に残る思い出の曲がそれぞれあるというもの。そんな曲の中で、東京23区にまつわるヒット曲を音楽評論家のスージー鈴木さんが紹介します。


キャンディーズ解散コンサート、入場者数5万5000人

 邦楽に話を戻すと、後楽園コンサート史上、最大の話題を獲得したのは、1978(昭和53)年4月4日のキャンディーズの解散コンサートです。入場者数5万5000人、4時間、52曲という規模は、今の感覚でも相当大規模なコンサートです。

 話題を盛り上げたのは、ザ・タイガースのときに比べて跳ね上がった入場者数です。このときはスタンドだけでなく、球場の中 = 「アリーナ」にも客席を作ったのです。後楽園は1976年に天然芝から人工芝に変わったのですが、その結果、「アリーナ」が設営しやすくなったと思われます。

 その後、キャンディーズのライバル的存在だったピンク・レディーや、さらにはアリスも、後楽園で解散コンサートを開催するのですが、残念ながら、キャンディーズほどの話題にはなりませんでした。

 後楽園コンサートの歴史の最後を飾ったのは、何とあのマイケル・ジャクソン。足掛け3年間にわたる「バッド・ワールド・ツアー」のしょっぱなが、閉場寸前の9月12日から14日の後楽園コンサートだったのです。マイケルはその後、西宮球場や大阪球場という、今はなき懐かしの球場を巡っていくことになります。

「夜空に浮かんだスタジアム」という記憶


【データで知る】全部歌える? 2019年「ドライブデートでかけたい曲」 松任谷由実も堂々ランクイン

画像ギャラリー

/wp-content/uploads/2019/12/191213_kourakuen_04-150x150.jpg
/wp-content/uploads/2019/12/191213_kourakuen_05-150x150.jpg
/wp-content/uploads/2019/12/191213_kourakuen_01-150x150.jpg
/wp-content/uploads/2019/12/191213_kourakuen_02-150x150.jpg
/wp-content/uploads/2019/12/191213_kourakuen_03-150x150.jpg

おすすめ

New Article

新着記事

Weekly Ranking

ランキング

  • 知る!
    TOKYO
  • お出かけ
  • ライフ
  • オリジナル
    漫画