地場産業の「皮革製品」をがっちりサポート 台東区の画期的な創業支援施設「浅草ものづくり工房」とは

台東区の地場産業として知られる皮革製品。そんな皮革製品の職人たちをサポートする施設が、浅草駅から約2kmの場所にあります。都市探検家の黒沢永紀さんが解説します。


ものづくり工房のさまざまな特徴

 そんなものづくり工房には、施設ならではのさまざまな特徴を備えています。

 まず、皮革製品を加工する各種の機器を常備していること。洋服のデザインであれば、家庭用のミシンでも縫えますが、革の場合は特殊なミシンでないと縫製ができません。これが、個人で購入するにはとてもハードルの高いものばかり。そんな高価な皮革用加工機器をいくつも常備しているのが、ものづくり工房の大きな特徴です。

革を型抜きするプレス機械(画像:黒沢永紀)

 また、ハード面でのサポートとは別に、製品や技術の売り込み方など、ソフト面をサポートしているのも、ものづくり工房の大きな特徴です。

 職人の世界では古い慣習が今でも根強く残り、ものづくり工房に入居してくる技術者の人たちも、「下請けです」と挨拶してしまうそうですが、それだと価格を叩かれてしまいます。

 下請けではなく「他にはない技術を提供できる職人」と伝えるなど、ビジネスでの付加価値の付け方や自分の売り込み方、ひいてはより高い稼ぎ方を教えてくれるのも、ものづくり工房の大きな魅力といえるでしょう。

 そしてこれらの支援を行なっているのが、インキュベーション・マネージャーの島田浩司さんです。島田さんは、大手アパレルメーカーのワールド(神戸市)のご出身。ワールドでは新規事業開発に携わり、また退社後には服飾開発、そして事業開発の研究所を設立。ファッション業界を中心に新しいビジネスモデルを創造する事業開発のプロデューサーです。

「職人としては現状のままでもやっていけるが、自分たちをどう伝えて売り込んでいくか。独立するノウハウを教えることこそ、ものづくり工房の最大の特徴」と、第一線で活躍されてきた島田さんは熱く語ります。

実際の工房はどうなっているのか


【地図】浅草駅から歩いて行ける? 「浅草ものづくり工房」の場所を見る

画像ギャラリー

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