人気ドラマ『同期のサクラ』 高畑充希がコロッケを買ったレトロ商店街を歩く
2019年11月30日
知る!TOKYOテレビドラマ『同期のサクラ』のロケ地となった墨田区の「キラキラ橘商店街」について、法政大学大学院教授の増淵敏之さんがその魅力を解説します。
訪日外国人も魅了できる可能性
東武曳舟駅や京成曳舟駅の周辺にはタワーマンションやショッピングセンター、飲食店なども充実していますが、「キラキラ橘商店街」の方に向かって歩くと、新旧の対比が鮮やかになってきます。これがこの界隈の魅力といえるのでしょう。近代的な佇まいとレトロな佇まいの見事な調和といえます。

さすがに筆者が訪れたときは平日の昼頃だったので、人通りは余りありませんでしたが、生鮮食品を販売している商店からは呼び込みの大きな声が響いていました。
もしかすると、訪日外国人が日本に求めている要素が満ち溢れている商店街という見方もできます。商店街は、訪日外国人であふれ返っている押上からたった一駅の徒歩圏にあるため、ロケの誘致にとどまらない可能性を十分に持っているといえそうです。
そういえば、知る人ぞ知る墨田限定のアラフォーアイドル「帰ってきたキューピッドガールズ」もこの商店街を拠点にしています。これも訪日外国人から見ると魅力として映るのかもしれません。
『同期のサクラ』のサクラが食べていたのはコロッケ。商店街では「デリカショップくるみ」と「鳥正」の2軒がコロッケを販売しています。ドラマではどちらの店のコロッケなのかは明確にわかりませんが、コロッケはそもそも「下町商店街の象徴」なのかもしれません。そういえば、かつてコッペパンの名店「ハト屋」もありましたね。
休日に押上まで行ったら、少し足を延ばして『同期のサクラ』を思い出しつつ、商店街を散策したり、路地をめぐったりしてみることをお勧めします。
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