スマホとテレビのダブルパンチ? 都内小学生の睡眠時間を奪い続けるIT社会の功罪

一般的にスマホやタブレットでの視聴時間が増えると、テレビの時間が減ると考えられますが、都内の小学生は違いました。その現実について、教育ジャーナリストの中山まち子さんが解説します。


小学4年生以上の睡眠時間は減少傾向

 しかし同じ調査から、小学3年生以上でのテレビ視聴が長時間化していることがわかっています。平成26年度から平成30年度の4年間で、1時間未満の児童の割合は3%減っています。一番多い1時間から2時間の視聴も2.3%の減少を見せ、代わりに2時間以上の視聴が5.2%増加しているのです。

眠たそうな都内の子どものイメージ(画像:写真AC)

 都内の小学生は、テレビやスマホでの動画視聴の代わりに睡眠時間を削っているようです。東京都教育委員会は、子どもたちの睡眠時間も調べています。

 平成26年度から平成30年度までの4年間で低学年では大きな変化はないものの、小学4年生以上の児童の睡眠時間減少が顕著となっています。8時間以上睡眠している割合は、平成26年度は小学4年生で68.2%、5年生は62.6%、6年生が51.6%でした。

 しかし、平成30年度では4年生が60.9%、5年生で54.6%、6年生は48.1%と軒並み減少し、6~8時間や6時間未満の割合が増加しているのです。このことから睡眠時間を削って、視聴時間の増加を補っている都内の小学生の姿が浮き上がってきます。

小学生をコントロールするのは難しい

 今の小学生はテレビを見ずに、Youtubeなどの動画サイトやオンラインゲームに夢中と思われがちです。しかし東京都教育委員会の調査結果から、テレビもオンラインもスマホ等での視聴も楽しんむ小学生が増えていることがわかりました。

 大人でも、楽しいことを切り上げるのはなかなか難しいものです。小学生が自分でテレビやインターネットの時間をコントロールするのは、無理難題といえるでしょう。しかし成長期の睡眠時間を削ってまで行うことではありません。家庭でルールを作って徹底し、睡眠時間を確保していくことが求められています。


【データで納得】子どもたちの現実を見てみる? 平成30年度「東京都児童・生徒体力・運動能力、生活・運動習慣等調査結果」

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