「渋谷パルコ」に新宿二丁目のゲイバーがオープンした社会的意義

かつてカルチャーをけん引したパルコ。そんなパルコの中心地・渋谷パルコが11月22日、復活しました。地下1階のフロアにはゲイバーが出店。LGBT当事者でライター、編集者の冨田格さんがその意義などについて解説します。


新生渋谷パルコに新宿二丁目のゲイバーが出店

 しかしバブル崩壊とともに、セゾングループは崩壊。パルコも全国各地に出店を続ける拡大路線で、「よくある複合商業ビルのひとつ」という印象に変わりました。東京では芝居や映画、書店、エッジの効いたものに触れられる場所が激増し、文化面におけるパルコの存在感はどんどん薄くなっていきました。たまに見たい芝居があるときにパルコ劇場へ行く以外は、足を踏み入れることもすっかり無くなりました。

渋谷パルコの外観(画像:ULM編集部)

 ところが2016年に、渋谷パルコは休業を宣言。3年かけて生まれ変わることを発表しました。大工事となったその現場は、大友克洋の漫画作品『AKIRA』をモチーフにしたアートウォールで囲うなど、往時のパルコ文化を感じさせる仕掛けで期待を煽ってきました。

 そしていよいよ、2019年11月22日(金)に新装オープン。土砂降りの雨にも関わらず2500人もの行列ができたことは大きく報じられました。その日の夕方に、僕も渋谷パルコを訪ねてみました。降り止まぬ雨の中、店内に入っていく人の波は途切れることがありません。混雑はわかった上で訪ねた目的のひとつは、新宿二丁目のゲイバー「キャンピーバー」が出店すると知ったからです。

 ゲイバー、と一口に言ってもその形態はさまざま。ここで簡単にまとめておきましょう。ゲイバーは大きく分けると、下記の3つのカテゴリーに分類できます。

・メンオンリー:基本はゲイ男性しか入れない
・ミックスバー:性別やセクシュアリティ関係なく誰でも入れる
・観光バー:お客さんの大半はノンケ(ゲイではない人を指す隠語)男女

 渋谷パルコに出店したキャンピーバーは、ミックスバーに分類されます。同店の特徴は、テレビなどで「オネエタレント」と呼ばれているドラァグクイーンに会える店だということです。

渋谷パルコのテナントとして出店した衝撃


【画像】カラフルど派手で思わずくぎ付け!「キャンピーバー」のウェイトレスたちを見る?

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