目玉焼きの下にとろ~り肉と野菜あんかけがチラリ 浅草「あさひ」の中華丼【連載】東京レッツラGOGO! マグロ飯(2)

都内散歩と食べ歩きにくわしいフリーライターの下関マグロさんが、都内一押しの「マグロ飯」を紹介します。


肉と野菜のあんかけは目玉焼きの下に

「浅草の観光客が行かないエリアを歩く」という散歩記事を書くためにロケハンしているときに見つけたのが「あさひ」(台東区浅草3)です。

浅草観音裏、柳通りにある老舗町中華の「あさひ」(画像:下関マグロ)

 浅草寺から言問通りを越えると観光客もまばらになってきます。このあたりのエリアは、「観音裏」とか「奥浅草」と呼ばれています。柳通りという文字通り柳の並木がある通りを行くと、なんともいいかんじのたたずまいのあさひがあります。

 ここは間違いなくいい町中華だろうと外観を見て直感しました。年季の入った店舗ながら、暖簾は新しいかんじです。しかも、暖簾がまっすぐではなく、ちょっとアーチ型になっているのもいいですね。

 ほどなく訪問したのですが、店内はカウンター席にテーブル席が3つあって、ひとりでもグループでも気軽に入れるお店です。お料理はどれもおいしくて、ちょっと通っていろいろいただきました。なかでもちょっと変わっているのが中華丼(850円)でした。

 普通、中華丼はご飯全体に肉や野菜のあんかけが掛けられているじゃないですか。でもあさひの中華丼はチャーシュー、ナルト、目玉焼きがのっている独特なビジュアルなんですよ。目玉焼きの下に肉と野菜のあんかけがあって、なんだかとってもゴージャスなんですよ。いただいてみるとこれがめちゃくちゃおいしいのです。

 4代目の植木隆一さんにこの中華丼について聞けば、「先代からのものをそのままつくっているだけです。最初はよそで中華丼を食べて目玉焼きがのっていないのに逆にビックリしました」とのこと。

 創業時期を聞けば、「資料が残っていないから、創業年や店名の由来もわからないんですよ。2代目の祖父に聞いたら、『戦争中だから“あさひ”ってつけたんじゃねえか』って言ってましたよ、だから創業は戦争中じゃないかと思うんですけどね」と、歴史ある老舗ならではの話です。

 それにしても、戦時下の日本人にとってあさひというワードは戦意を高揚させるものだったのですね。たとえば、1937(昭和12)年に国家によって作られた「愛国行進曲」の歌詞は、歌いはじめが「見よ東海の空開けて、旭日高く輝くは」というものでした。旭日とは朝日のことです。

若旦那は新テイストメニューを提案


【地図】浅草の名店「あさひ」の場所を見る

画像ギャラリー

/wp-content/uploads/2019/11/191124_chuka_04-150x150.jpg
/wp-content/uploads/2019/11/191124_chuka_05-150x150.jpg
/wp-content/uploads/2019/11/191124_chuka_06-150x150.jpg
/wp-content/uploads/2019/11/191124_chuka_01-150x150.jpg
/wp-content/uploads/2019/11/191124_chuka_02-150x150.jpg
/wp-content/uploads/2019/11/191124_chuka_03-150x150.jpg

おすすめ

New Article

新着記事

Weekly Ranking

ランキング

  • 知る!
    TOKYO
  • お出かけ
  • ライフ
  • オリジナル
    漫画