中央線「ラインモール構想」現地レポート ベンチャー魂とローカル人情の融合を見よ
2019年11月24日
知る!TOKYO「開かずの踏切」解消のために駅舎が高架化されたJR中央線。新たに生まれた高架下は今、若者のビジネスチャンスや地域の交流を生み出す場として変貌を遂げています。IKIGAIプロジェクト まちづくりアドバイザーの百瀬伸夫さんが現地を歩きました。
地域の人々を家族に見立てた「文化祭」
この東小金井高架下の「コミュニティステーション東小金井」広場で2019年10月、「家族の文化祭」という名の催しが開かれました。
地域で暮らし、集まる仲間を「かぞく」と捉え、大人も子どもも一緒に楽しめるイベントです。
内容は、都心ではまず体験できないような「ローカルファースト」。都心のイベントのように「人込みに揉まれて過ごしたせいか、終わるころには何だか疲れた」などという感じとは大違いです。子どもの頃、遊園地でメリーゴーランドに乗って、家族に手を振ったあの瞬間のような、温かく幸せ感にあふれたイベントです。

イベントのテーマは「根ざす」。植物にちなんだメインワークショップの「まちなか植物観察」では、イラストレーターとルーペやメモ帳など観察グッズを作り、植物観察家とまち歩きをしてファミリーで植物観察。
オープニングパレードは小学生による古いヨーロッパ音楽などの演奏です。さらにはプロによるフルート、クラリネット、チェロなどのステージ。蓄音機や古いラジオから懐かしい音を聴かせてくれる「空想レコード店」なんていうユニークな出し物もありました。
昼食にひと味違うフード店のお弁当を食べた後は、並んでも食べたい人気のクッキー店で焼き菓子を。ワークショップで足もみ体験をしたり、草木染めコーナーを眺めたり、サテライト会場の「梶野公園」では、けん玉やベーゴマ遊びなどに子どもも大人も一緒になって盛り上がっていました。
東小金井駅では連携イベント「東小金井駅開業55周年記念 親子で鉄道フェス」が開催されて、ミニ列車、鉄道模型に男の子たちが目を輝かせ、制服を着た子ども駅長の写真を撮るママでこちらも大賑わいでした。
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