空前ブームの「ワントーンコーデ」は、おしゃれ初心者の最適解? 色をそろえる、重ねる、それだけ

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空前ブームの「ワントーンコーデ」は、おしゃれ初心者の最適解? 色をそろえる、重ねる、それだけ

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野々宮怜

ファッションライター

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ファッション業界で空前のブームになっている「ワントーンコーデ」。これほどまでに支持されている理由は、おしゃれなだけでなく初心者こそ挑戦しやすいスタイルだから。カラー別のおススメコーデを、ファッションライターの野々宮怜さんが指南します。

冬こそワントーンコーデのオンシーズン

 今季一番のトレンドといえば、何といっても「ワントーンコーデ」。でも「試してみたいけどコツが分からない」「やぼったくならない?」……なんて悩んでいませんか? いいえワントーンコーデこそ、特別なテクニック無しにトレンド感をかもし出せる超優秀コーディネートなんです。

同系色でまとめることで、1色1色の個性が逆に引き立つのがワントーンコーデの魅力のひとつ(画像:写真AC)



 そんなワントーンコーデのオンシーズンといえば、そう、本格的な冬を迎えるこれからの季節。いくつものアイテムを重ねる冬こそ、ワントーンコーデの楽しさでいっぱいです。インナーやアウター、小物や靴と、随所にお気に入りカラーを取り入れてみてください。今回はカラー別に特長やポイントを見ていきたいと思います。

定番のダークトーンはIラインを意識して

 冬に人気な「ダークトーンコーデ」。とくにハイネックのニットなら、知的でハンサムな印象に仕上がります。

冬定番のダークトーンは、ハンサムなアイテムでまとめるのが◎(画像:ダイドーフォワード)

 センタープレスの入ったワイドパンツを合わせると、洗練された旬のムードを感じさせつつスッキリしたIラインのシルエットが完成。

 靴やアウター、小物のうち1か所だけ明るい色を取り入れると、全体のコーディネートがギュッと引き締まります。

冬のホワイトコーデは柔らかヘルシーな印象に

 冬のホワイトコーデは清潔感だけでなく明るく柔らかい印象を与えてくれるから、寒さに気が滅入っちゃいそうな日にこそ挑戦してみたいスタイルです。

冬のホワイトコーデは、屈託のない笑顔みたいな明るさと柔らかさ(画像:アダストリア)

 ボアブルゾンとサテンスカートの組み合わせに、差し色のニットがチラッと見えるコーディネートはいかがでしょうか。ホワイトのタイトスカートがモードっぽさを感じさせてくれます。足元をブラックで締めれば膨張した印象になりません。

「トレンド×ベーシック」がうれしいブラウン

 2019年最強のトレンド、ブラウンは、ベーシックに使えるのに今っぽさも出せるという硬軟そろったマストカラー。ひと口にブラウンといってもダーク系、明るめ系、チョコレートカラー、くすみ系……と色合いは百花繚乱です。さまざまな色味を重ねてまとって、1色1色の個性を楽しんでみてください。

トレンド感があって着回しも利くブラウンは最高!(画像:アダストリア)



 ジャンルの違うブラウンをインナーとボトムスに持ってきて、その上に何にでも合う茶系ホワイトのシャツを羽織れば、カラー上手のこなれスタイルに。そして何より、トレンドが終わってもその先も長く使えるのがブラウンの強みです。

甘めワントーンはこんなにも女っぽい

 さて、ハンサムかつヘルシーなイメージの強いワントーンコーデですが、甘めスタイルに挑戦したい人にはくすみ系のピンクやボルドーがおススメです。

冬らしい色味の甘めコーデで、クリスマスデートに出かけませんか?(画像:ダイドーフォワード)

 ふわふわのニットとレースのスカートを同系色でまとめれば、デートやお出かけなどちょっとオケージョナルなシーンにもきっちり応えてくれるはずです。

 あえてトップスとボトムスの色味や素材をずらすことで、コンサバティブになりがちな甘めスタイルのなかにあなただけの個性を演出することもできます。

 仕上げに、バッグやタイツにダークトーンを入れて、全体の印象を引き締めて。甘さのなかに大人の落ち着きを感じさせるコーディネートが完成します。

 冬のワントーンコーデは、マフラーやストール、タイツやブーツなどの小物でメリハリを利かせられるのがポイント。クリスマスなどの華やかなイベントが続くこれからの季節に、どうぞ思いきりおしゃれを楽しんでくださいね。

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