今や面影なし 神田神保町近く「九段下ビル」の淡き思い出

関東大震災後に建てられたビルが数年前まで、神保町にありました。名前は「九段下ビル」。そのビルの変遷について、フリーライターの下関マグロさんが解説します。


ビルの跡地に向かうと……

 渋い感じのたたずまいだった九段下ビルにカバーがかかり、日が経つにつれてなんとなくお化けビルみたいなイメージになっていきました。

 そして2011(平成23)年3月11日に発生した東日本大震災が決定打となり、解体されることに。しばらくして前を通ったら更地になっていました。それを見たとき、「九段下ビルってこんな狭い敷地に建っていたんだ」と意外な印象を受けました。

雑草が生い茂っている九段下ビルの跡地。2017年7月5日撮影(画像:下関マグロ)

 2017年7月、ふと「九段下ビルの跡地には何が建ったのだろうか」と思い、九段下まで行ってみました。九段下ビルの跡地には、雑草が生い茂っていました。その後、何度かこの空き地を見ましたが、雑草の背はどんどん高くなっていくばかりでした。

 今回この原稿を書くために、筆者は再びビルの跡地へと向かいました。たどり着く前、地下鉄の階段をあがると、答えはありました。

 俎橋の手前からカメラを向けると、跡地には高いビルが建設中でした。ビルの下まで行ってみると、専修大学の「靖国通り神田新校舎」という建物のようで、完成予定は2020年春とのこと。

 もはや九段下ビルの面影はまったくありません。こうして街は変わっていくのですね。2020年春、またこの場所に行ってカメラを向けてみます。


【画像】すっかり現代風に! 九段下ビル跡地に建設中の建物を見る(2019年10月時点)

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