自分を貫いた4年間――早稲田が私に残してくれたもの 「女子らしくない」と言われても

学生時代の経験は、その後の人生に大きな影響を与えるものです。ライターの秋山悠紀さんにとって早稲田大学での4年間は、社会の常識とされている「女性らしさ」について考える機会でもあったといいます。


ちなみに男子も相当、拗らせていた

 さて、ここまで女子のことについてばかり書いてきましたが、早稲田の男子についても触れておきましょう。

 男子学生たちもまた女子と同じで、何かを拗らせた奇人・変人ばかり。女子に対してどうこう言えるようなものでは全然ありませんでした。そして、これまた女子たちと同じように、何かに対して一生懸命で、ひたむきな学生が多かったように思い出します。

 たとえば「早稲田祭」(学園祭)。 学園祭で行われるミスコンテストやミスターコンテストといえば普通はモデルや芸能人のような人たちが出場するものです。しかし早稲田祭のミスターコンテストはなぜか、顔の格好良さではなく「筋肉の格好良さ」を決めるルールなのでした。

 ウェイトトレーニングサークル「早大バーベルクラブ」主催の「ミスター早稲田ボディビルコンテスト」は、筋骨隆々の男たちが己の筋肉を披露し合い、「8番キレてるよ!」「まるで大胸筋が歩いてるみたい!」などという声援を受けながら、投票数を競ってその年のミスター早稲田を目指します。

 いかに過酷な状況を乗り越えられるかを競う「早稲田王決定戦」も、早稲田祭の大人気企画です。瓦を頭で割った後に髪の毛を墨汁につけて習字したり、カエルや豚の顔などが入った闇鍋を食べたりと、「なんでこんなことやってるの?」という疑問なんてもはや意味を持たなくなるのが早稲田王の凄みです。

 筆者は驚きやおかしさ、バカバカしさに満ちていたミスター早稲田も早稲田王決定戦も大好きで、毎年観るたびに「ああ、こういう変人・奇人がいるから早稲田に入ったんだよな」と幸せを感じていました。

早稲田大学を創設した大隈重信の像(画像:写真AC)

 そしてこういうバカ男子たちもまた、くだらないことやバカバカしいことに全力を注いでいても結局は「早稲田生だから」サマになったり許されたりしていることをおそらく自覚していたでしょう。性別の違いはあれど、この「早稲田だから」という「免罪符」は筆者たちワセジョが抱えていたそれときっと同じ種類のものでした。

体に染みついたままの、バンカラ気質


【調査】「絶対に大手がいい」学生は1割程度? 最新の就職活動意識調査をチェック

画像ギャラリー

/wp-content/uploads/2019/10/191008_waseda_04-150x150.jpg
/wp-content/uploads/2019/10/191008_waseda_05-150x150.jpg
/wp-content/uploads/2019/10/191008_waseda_06-150x150.jpg
/wp-content/uploads/2019/10/191008_waseda_01-150x150.jpg
/wp-content/uploads/2019/10/191008_waseda_02-150x150.jpg
/wp-content/uploads/2019/10/191008_waseda_03-150x150.jpg

New Article

新着記事

Weekly Ranking

ランキング

  • 知る!
    TOKYO
  • お出かけ
  • ライフ
  • オリジナル
    漫画