大学誘致で大幅イメージアップ? 葛飾区・金町は「ゆりかごから墓場まで」暮らせそうな街だった
2019年10月23日
知る!TOKYO寅さんでおなじみの柴又から、すぐ近くの金町。昔ながらの下町かと思いきや、最近は姿を徐々に変えつつあるようです。ルポライターで著作家の昼間たかしさんが、解説します。
不動産広告には「二路線利用可」の文字も
この流れに上手く乗ったのが不動産デベロッパー。キャンパス周辺にもいくつものマンションが建設されています。広大な大学キャンパスと公園は現在が完成形ですから、これから建物が増えてゴミゴミすることはありません。マンションは増えるかも知れませんが、子育てによさそうな空が広くて公園がある環境は長く維持されそうです。

そう、23区とは思えない空の広さ――。そこに、グッと引かれて移住する人が増えているのです。金町はこうして、古ぼけた町にならずに新陳代謝することができたのです。
若者向けの店は多いですが、現在でも老人の数は多いのでマッサージ店など老人向け店舗もけっこう充実しています。文字通り「ゆりかごから墓場まで」暮らせる、都内でも希有な地域なのじゃないかと期待しています。
ただ、不動産の広告を見て気になるのは「二路線利用可」となっていること。常磐線は普段の通勤通学に利用できそうですが、金町線の価値は果たして?
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