ギリギリ感がたまらない? 鉄道で行ってみたい東京の「端っこ」2選

東京に張り巡らされている鉄道網の「端っこ」について、まち探訪家の鳴海行人さんが解説します。


小旅行がてらに楽しめる「端っこ」

 現在の西武多摩湖線は一部走っている新宿方面への直通電車を除いては4両編成で、単線を10~20分間隔で走っています。住宅地の中を走り、八坂(東村山市)あたりでは築堤(ちくてい。堤防)の上を走ります。そして15分ほどで目的の西武遊園地駅(同市)に到着します。

西武遊園地駅の外観(画像:(C)Google)

 西武遊園地駅は名前の通り、西武園ゆうえんちの最寄り駅です。駅を出て階段を上って道路をくぐった先に入口があるわけですが、この道路が都県境になっています。駅は東京都ですが、遊園地は埼玉県なのです。まさに東京都の端っこギリギリのところに駅が位置しています。

 そして、遊園地に行く道の上を通る道路に出て、少し西に向かうと交差点があり、その向こうに公園のような森があります。その森を抜けた先にあるのが「多摩湖」(村山貯水池)です。1927(昭和2)年に東京で使われる水を供給するための貯水池として作られました。

 晴れた日に行くと遠くに関東山地が見え、周囲には「トトロの森」として知られる狭山丘陵の豊かな自然が広がる様子が見られます。そして湖の堰堤(えんてい。ダム)の上からは多摩の住宅地や遠くに新宿のビル群が見えることもあり、ちょっと変わった視点から「東京」を感じることが出来ます。アクセスも比較的簡単で、少し遠くへ出かけてみたいという人にはおすすめの「端っこ」です。

往事の「西武王国」の勢いを感じるエリア

 ちなみに、西武遊園地駅からはさらに西武山口線という路線にも乗ることができます。この列車は昔機関車が走る一種のアトラクションのような路線でしたが、今は新交通システムとなりました。

西武遊園地駅周辺の地図(画像:(C)Google)

 路線は多摩湖北岸にある東京と埼玉の都県境の埼玉県側を走り、西武球場前駅へと至ります。多摩湖の北岸には西武グループの開発したレジャー施設が複数あり、往事の「西武王国」の勢いを感じることもできます。

 また、西武遊園地の駅から少し住宅地を東に行けば西武園駅。こちらも西武鉄道の駅で、先ほど紹介した国分寺線からさらに別れて出来た支線のようなものです。こちらは競輪場「西武園」の最寄りとして、競輪ファンが多く乗り降りします。

 このように、ただの「端っこ」ではなく、近くのさまざまなものを見ることができるのも、この「西武遊園地」が端っことしておすすめの理由です。

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