人気作品「孤独のグルメ」の主人公・井之頭五郎を支える、揺るぎない「7つのテーゼ」とは

大人気作品「孤独のグルメ」。その主人公・井之頭五郎の真髄は「アウトローなノリ」と指摘するのが、ルポライターで著作家の昼間たかしさんです。そんな昼間さんが同作の歴史とその本質について解説します。


「特定の店の常連にならないように」

 この本の冒頭では「B級グルメ宣言」と称して、

1.腹ぺこ精神
2.限られた予算で最大の効果をあげる食の知恵
3.恐怖感
4.権威にびびらない
5.細部へのこだわり
6.歩くこと
7.脱ブランド、反ファッション

の計7つのテーゼを掲げています。

アウトローなノリなくして「孤独」のグルメは語れない(画像:写真AC)

 実は「孤独のグルメ」も作品の意図は、このテーゼに沿ったものでした。原作者の久住昌之さんは、青土社(千代田区神田神保町)が発行する「ユリイカ」2011年9月号のインタビューで、こう語っています。

「「孤独のグルメ」の連載当初、テレビでも雑誌でもグルメブームで食べ歩きとかがすでに流行っていた。ラーメンやカレーとか、手打ち蕎麦とか。編集者は、それにちょっとウンザリしていて、違う方向性をみせられないかということで、ぼくに依頼してきたと思うんですね」

 なるほど、原作でそこはかとなく描写される井之頭五郎のアウトローなノリは、この精神性にあるのでしょう。原作やドラマのコミカルさを笑ったり、描かれた店へ行列するようでは、まだ作品を理解し切れていない――私はそのように思います。

 前述の田沢さんとある取材でお会いしたとき、「特定の店の常連にならないように気をつけている」と話されていたのが印象に残っています。まさに「B級グルメ」の体現者といえるでしょう。


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