10年で100店舗達成の焼き鳥店 ファミリー層も惹きつけた「ブルーオーシャン戦略」とは?

2019年9月16日

ライフ
ULM編集部

2009年に開業し、2019年8月31日に100店舗目をオープンした「やきとり家すみれ」。群雄割拠の焼き鳥市場で店を急成長に導いたその成長戦略について、湯澤社長に話を聞きました。


空白地帯がコンビニと赤提灯の間にあった

 湯澤さんが狙ったのは、「ブルーオーシャン」。ブルーオーシャンとは、新しい商品やサービスを開発・投入することで創出される、競合のいない市場空間です。湯澤さんは焼き鳥市場のどこに「最大のブルーオーシャン」を見出だしたのでしょうか。

すみれ代表取締役社長の湯澤忠則さん(画像:すみれ)

「私が焼き鳥に目を向けたとき、既に2000億円規模の安定した市場でした。しかしまだ職人が炭火で焼く赤提灯のような店が多く、おじさんの酒呑みのアテ(つまみ)といったイメージが強くありました。焼き鳥は、主食やハレの日の外食になりづらいものですから、売り手側の業態がどうしても偏ってしまいます。

 その一方、家では作れないものなので、コンビニやスーパー、駅ナカなどでのテイクアウトはすごく売れていて。赤提灯とテイクアウトの間、家族連れや女性、若者たちが焼き立てのちゃんとした焼き鳥を気軽に食べに行ける専門店が空白地帯であることに気がつきました。そこが最大のブルーオーシャンでした」(湯澤さん)

 むろん、当時すでに手頃な価格帯のチェーン店が存在していました。その差別化について、「やきとり家すみれ」は家族や若者といった客層ターゲットありきのメニュー展開で付加価値を訴求したことを挙げます。

 付加価値訴求型といっても、「鶏バルのようにしたくなかった」と湯澤さん。店の柱はあくまで本格的焼き鳥で、さまざまな部位の串を提供することは、ターゲットに対する空白地帯のひとつでした。

 その上で、飽きがこないように「アボカド焼き」のような鶏以外の串や、趣向の異なる鶏料理のサイドメニューを充実させていくことで、「酒のアテだけでなく、食事に使える焼き鳥店という、今までにない部分を補完する業態になっていきました」と話します。

一番の誤算だったのが「ファミリー層」


【写真】焼き鳥だけじゃない! 「やきとり家すみれ」が提供するさまざまなメニューの数々

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