まちの風景がゆっくり味わえる――多摩エリアのおすすめバス路線3選

多摩地区のまちを結び、縁の下の力持ちとして活躍するバス。そんなバスの魅力について、まち探訪家の鳴海侑さんが紹介します。


バスは「ゆっくりとまちの風景を見せてくれる」

 今回は吉祥寺を例として挙げましたが、バスネットワークが重要な役割を果たしているまちは、吉祥寺だけではありません。立川や八王子、町田といった多摩の中でも大きなまちの駅前にはひっきりなしにバスが発着しており、行き先もさまざまです。

 その理由として多摩地区の鉄道ネットワークの弱さが挙げられます。南北に移動する鉄道はほとんどなく、経路検索アプリで検索すると、よく多摩の南北を移動するのに新宿を経由するのが早いという結果が出てきます。一方で、なんだか無駄に遠回りしている気持ちは拭えません。そこで活躍するのが多摩の南北を結ぶ路線バスです。調べてみるとさまざまな系統が出てきます。

バスの車掌から景色を眺めるイメージ(画像:写真AC)

 そしてバスのいいところはゆっくりとまちの風景を見せてくれることです。鉄道は速いですが、まちを味気なく通過してしまいます。一方で、バスは住宅地だけでなく大きな公園、賑わっている商店街などさまざまなまちの姿を見せてくれるのです。

 急いでいるときはもちろん、鉄道で新宿を経由するのもいいでしょう。しかし、時間があるときはバスで移動してみると、人々の移動や暮らしが見えてきて、いつもと違う、楽しい移動となると思います。

おすすめのバス路線 3選

 中でも鉄道駅を結び、おすすめのバス路線を3つほど紹介しましょう。

八60系統のルート(画像:(C)NAVITIME JAPAN、(C)ゼンリン)

1.八60系統(京王バス、八王子駅~北野駅~南大沢駅)
 同じ八王子市内同士にもかかわらず、峠を越える路線です。峠へ向かう道にも、峠の上にも住宅地がありますが、段々と多摩ニュータウンへ近づいていくにしたがって変わっていく住宅地の雰囲気を感じられる路線です。

2.境04系統(西武バス、武蔵境駅~田無駅~ひばりヶ丘駅)
 多摩の住宅地を南北に走り抜けていきます。沿線には閑静な住宅地、農地、高度経済成長期に作られた団地などがあり、多摩の住宅地がどうやって発展してきたのかを感じることができます。また、団地の意外な立地にも気づくかもしれません。

3.吉53系統(関東バス、吉祥寺駅~西武柳沢駅)
 吉祥寺は人気のまちですが、実際はどこまでが吉祥寺なのでしょうか。その答えはこの系統に乗ればわかるかもしれません。吉祥寺駅から乗った客はどのあたりまで乗っているのか、周辺のマンションはどんな名前なのか、どんな施設が沿線にあるのか・・・・・・興味がつきない路線です。また、この路線は幻の鉄道路線計画を途中の武蔵野中央公園までなぞっています。それも調べてみても面白いでしょう。

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